2024年上半期日本家紋トレンドアクセスランキングベスト100
2024年上半期日本家紋トレンドアクセスランキングベスト100「2024年上半期日本家紋トレンドアクセスランキングベスト100」の第1位は「丸に剣片喰(まるにけんかたばみ)」。今年も第1位にランクインし、3年連続での1位となります。また、昨年までの年間ランキングでも2年連続で第1位となっています。第2位は「丸に違い鷹の羽(まるにちがいたかのは)」。文字通り鷹の羽を図案化したものです。和弓に用いられる矢羽根の材料であることや、鷹の威厳ある姿などから多くの武人に好まれた家紋です。第3位は、「丸に抱き茗荷(まるにだきみょうが)」。神社や寺で多く用いられ、茗荷という音が神仏の加護の事をいう「冥加(みょうが)」に通じるとされ縁起がよいとされています。
今回上位30位内に新たにランクインした家紋は、4件(約13%)です。第25位に「丸に根笹(まるにねざさ)」。家紋では竹と笹をとくに区別はしません。「松・竹・梅」とめでたいものの代表とされる「竹」は、根強く繁殖力も強いため家紋に多く採用されています。その他、第27位「五三銅(ごさんきり)」、第29位「丸に田の字(まるにたのじ)」、第30位「丸に中陰蔦(まるにちゅうかげつた)」が新たにランクインしました。
今年の大河ドラマは、平安時代が舞台の『光る君へ』です。同ドラマには藤原氏が多数登場しておりますが、その藤原氏の代表紋の1つが、第6位にランクインした「下がり藤(さがりふじ)」です。「下がり藤」はマメ科のつる性植物であるフジの花や葉を図案化したものです。昨年度は第13位、2年前では第17位と過去のランキングでは10位台でみられましたが、今年は第6位に浮上しました。日本最大の家紋ドットネット・トレンドランキングにおいて、その年の大河ドラマの影響を受けるという傾向が見られています。また、大河ドラマ『どうする家康』でも登場した徳川氏に関連する家紋がいくつか見受けられました。中には昨年よりも順位が上がったものもあります。例えば、第4位「丸に橘(まるにたちばな)」は、昨年は6つ順位を上げ第8位になり、今年も第4位に順位を上げました。登場人物の一人、「井伊 直政」の家紋として知られています。第17位「丸に片喰(まるにかたばみ)」は「酒井 忠次」の家紋となっています。下半期は順位がどのように変動するのか今後の家紋トレンドにも注目です。31位以下のランキングの詳細については、本日発表の「家紋ドットネット(Web)(https://myoji-kamon.net/halfYearAccessRanking.htm)」をご覧ください。
※上記データ8,000種の家紋情報を持つ日本最大の「無料 家紋」アプリと「無料家紋ドットネット(Web)」のデータベースから、アクセス数の多かった家紋順にランキングを抽出し、当社委員会の厳正な審査を経てランキングを作成いたしました。(集計期間2023年12月1日〜2024年5月31日。集計日:2024年7月3日。家紋検索数:1,810,785件)今回の調査で575回目(前回は「日本の紙幣に肖像が描かれた偉人の珍しいレア名字ランキング」を発表)。