名字ランキング 第11位 吉田
名字ランキング 第11位 吉田
2021/01/15(金) 08:30
名字博士と愛ちゃんが 吉田姓について話しています。
「吉田さんは大吉みたいに縁起のよい田んぼのこと?」
「田はね、必ずしも田んぼとは限らないんだ。タは処(と)のことで場所を示す。タのように言葉の最後につける言葉を接尾語というのだよ」
「じゃ吉田って、吉祥の土地(場所。タ)という意味なのね」
「そうだね。良い田んぼとは豊かな実りを与えてくれる田んぼのことだ。昔の人にとってこれ以上うれしいことはなかった。だから全国に吉田という地名が無数につけられ、そこから吉田さんが出たわけだ」
「日本人の主食は米だし、年貢(税金)も米で納めていたんだものね。米がたくさん収穫できる=裕福なのよね」
「まさにその通り。だから吉田さんは全国にまんべんなく広まった。東北では岩手県に多いし、九州では長崎県に多い。ところで、吉田さんの母体となった地名がアシダだったってことは知っているかい?」
「アシダさん?」
「日本はね、『古事記』に豊(とよ)葦原(あしはら)の瑞穂(みずほ)の国とあるくらい葦が生い茂っていた国なんだ。葦は湿地帯に茂るから、葦が生えている土地を耕すと上質の田んぼができる。その田んぼに苗を植えれば、瑞穂(稲穂)が実るというわけだ」
「日本とは、葦原の国のことだったのね」
「そうなんだが、アシは〈悪(あ)し〉に通じるということから、アシの反対、ヨシと呼び変えられるようになったんだ。たとえば江戸の吉原はもともとはアシ原だったが、葭原(よしわら)と変えられ、さらに吉原に転じている」
「アシ=ヨシ=吉となったわけね」
「そう。そして日本人は吉田という言葉が大好きだった。稲穂がたわわに実った田んぼは農民にとっても、領主にとっても幸せそのものだった。だから吉田という地名はどんどん増えた。それに比例して吉田さんもどんどん登場したというわけだ」
「吉田茂という総理大臣もいるしね」
「吉田茂は山桜という家紋を使っている。吉田は米を主食とする日本人の願いがこめられた言葉。桜は日本人が一番好きな花だ。どちらも日本を代表するものだね。戦後の日本を代表して活躍した吉田茂にふさわしい名字と家紋だよ。吉田松陰は長州藩士杉家の二男に生まれ、同藩山鹿流兵学師範の吉田家を継いだ。家紋は大変に珍しい五つ瓜の内に左隅立て万字だ。万字はお釈迦(しゃか)様の吉祥の印」
「そういえば吉田さんには士の吉田さんと土の■田さんがいるじゃない。あれって何か違いがあるの?」
「どちらも同じだよ。最初はみんな吉田さんと書いていたが、吉田さんから分家した家が■田さんと書くようになった。文字を変えて本家と区別しようとしたんだね。ところが■田さんが増えてくると、吉田は武士の子孫で、■田は農民の子孫なんていう人が出た。と思えば、土は末広がりだから士よりも縁起がいいと対抗する者も出た。しかしそんな解釈はみんな俗説だよ。吉田さんと■田さんはまったく同じ名字さ。ルーツは同じだよ」
「吉田さんは大吉みたいに縁起のよい田んぼのこと?」
「田はね、必ずしも田んぼとは限らないんだ。タは処(と)のことで場所を示す。タのように言葉の最後につける言葉を接尾語というのだよ」
「じゃ吉田って、吉祥の土地(場所。タ)という意味なのね」
「そうだね。良い田んぼとは豊かな実りを与えてくれる田んぼのことだ。昔の人にとってこれ以上うれしいことはなかった。だから全国に吉田という地名が無数につけられ、そこから吉田さんが出たわけだ」
「日本人の主食は米だし、年貢(税金)も米で納めていたんだものね。米がたくさん収穫できる=裕福なのよね」
「まさにその通り。だから吉田さんは全国にまんべんなく広まった。東北では岩手県に多いし、九州では長崎県に多い。ところで、吉田さんの母体となった地名がアシダだったってことは知っているかい?」
「アシダさん?」
「日本はね、『古事記』に豊(とよ)葦原(あしはら)の瑞穂(みずほ)の国とあるくらい葦が生い茂っていた国なんだ。葦は湿地帯に茂るから、葦が生えている土地を耕すと上質の田んぼができる。その田んぼに苗を植えれば、瑞穂(稲穂)が実るというわけだ」
「日本とは、葦原の国のことだったのね」
「そうなんだが、アシは〈悪(あ)し〉に通じるということから、アシの反対、ヨシと呼び変えられるようになったんだ。たとえば江戸の吉原はもともとはアシ原だったが、葭原(よしわら)と変えられ、さらに吉原に転じている」
「アシ=ヨシ=吉となったわけね」
「そう。そして日本人は吉田という言葉が大好きだった。稲穂がたわわに実った田んぼは農民にとっても、領主にとっても幸せそのものだった。だから吉田という地名はどんどん増えた。それに比例して吉田さんもどんどん登場したというわけだ」
「吉田茂という総理大臣もいるしね」
「吉田茂は山桜という家紋を使っている。吉田は米を主食とする日本人の願いがこめられた言葉。桜は日本人が一番好きな花だ。どちらも日本を代表するものだね。戦後の日本を代表して活躍した吉田茂にふさわしい名字と家紋だよ。吉田松陰は長州藩士杉家の二男に生まれ、同藩山鹿流兵学師範の吉田家を継いだ。家紋は大変に珍しい五つ瓜の内に左隅立て万字だ。万字はお釈迦(しゃか)様の吉祥の印」
「そういえば吉田さんには士の吉田さんと土の■田さんがいるじゃない。あれって何か違いがあるの?」
「どちらも同じだよ。最初はみんな吉田さんと書いていたが、吉田さんから分家した家が■田さんと書くようになった。文字を変えて本家と区別しようとしたんだね。ところが■田さんが増えてくると、吉田は武士の子孫で、■田は農民の子孫なんていう人が出た。と思えば、土は末広がりだから士よりも縁起がいいと対抗する者も出た。しかしそんな解釈はみんな俗説だよ。吉田さんと■田さんはまったく同じ名字さ。ルーツは同じだよ」
名字博士と愛ちゃんが 吉田姓について話しています。
「吉田さんは大吉みたいに縁起のよい田んぼのこと?」
「田はね、必ずしも田んぼとは限らないんだ。タは処(と)のことで場所を示す。タのように言葉の最後につける言葉を接尾語というのだよ」
「じゃ吉田って、吉祥の土地(場所。タ)という意味なのね」
「そうだね。良い田んぼとは豊かな実りを与えてくれる田んぼのことだ。昔の人にとってこれ以上うれしいことはなかった。だから全国に吉田という地名が無数につけられ、そこから吉田さんが出たわけだ」
「日本人の主食は米だし、年貢(税金)も米で納めていたんだものね。米がたくさん収穫できる=裕福なのよね」
「まさにその通り。だから吉田さんは全国にまんべんなく広まった。東北では岩手県に多いし、九州では長崎県に多い。ところで、吉田さんの母体となった地名がアシダだったってことは知っているかい?」
「アシダさん?」
「日本はね、『古事記』に豊(とよ)葦原(あしはら)の瑞穂(みずほ)の国とあるくらい葦が生い茂っていた国なんだ。葦は湿地帯に茂るから、葦が生えている土地を耕すと上質の田んぼができる。その田んぼに苗を植えれば、瑞穂(稲穂)が実るというわけだ」
「日本とは、葦原の国のことだったのね」
「そうなんだが、アシは〈悪(あ)し〉に通じるということから、アシの反対、ヨシと呼び変えられるようになったんだ。たとえば江戸の吉原はもともとはアシ原だったが、葭原(よしわら)と変えられ、さらに吉原に転じている」
「アシ=ヨシ=吉となったわけね」
「そう。そして日本人は吉田という言葉が大好きだった。稲穂がたわわに実った田んぼは農民にとっても、領主にとっても幸せそのものだった。だから吉田という地名はどんどん増えた。それに比例して吉田さんもどんどん登場したというわけだ」
「吉田茂という総理大臣もいるしね」
「吉田茂は山桜という家紋を使っている。吉田は米を主食とする日本人の願いがこめられた言葉。桜は日本人が一番好きな花だ。どちらも日本を代表するものだね。戦後の日本を代表して活躍した吉田茂にふさわしい名字と家紋だよ。吉田松陰は長州藩士杉家の二男に生まれ、同藩山鹿流兵学師範の吉田家を継いだ。家紋は大変に珍しい五つ瓜の内に左隅立て万字だ。万字はお釈迦(しゃか)様の吉祥の印」
「そういえば吉田さんには士の吉田さんと土の■田さんがいるじゃない。あれって何か違いがあるの?」
「どちらも同じだよ。最初はみんな吉田さんと書いていたが、吉田さんから分家した家が■田さんと書くようになった。文字を変えて本家と区別しようとしたんだね。ところが■田さんが増えてくると、吉田は武士の子孫で、■田は農民の子孫なんていう人が出た。と思えば、土は末広がりだから士よりも縁起がいいと対抗する者も出た。しかしそんな解釈はみんな俗説だよ。吉田さんと■田さんはまったく同じ名字さ。ルーツは同じだよ」
「吉田さんは大吉みたいに縁起のよい田んぼのこと?」
「田はね、必ずしも田んぼとは限らないんだ。タは処(と)のことで場所を示す。タのように言葉の最後につける言葉を接尾語というのだよ」
「じゃ吉田って、吉祥の土地(場所。タ)という意味なのね」
「そうだね。良い田んぼとは豊かな実りを与えてくれる田んぼのことだ。昔の人にとってこれ以上うれしいことはなかった。だから全国に吉田という地名が無数につけられ、そこから吉田さんが出たわけだ」
「日本人の主食は米だし、年貢(税金)も米で納めていたんだものね。米がたくさん収穫できる=裕福なのよね」
「まさにその通り。だから吉田さんは全国にまんべんなく広まった。東北では岩手県に多いし、九州では長崎県に多い。ところで、吉田さんの母体となった地名がアシダだったってことは知っているかい?」
「アシダさん?」
「日本はね、『古事記』に豊(とよ)葦原(あしはら)の瑞穂(みずほ)の国とあるくらい葦が生い茂っていた国なんだ。葦は湿地帯に茂るから、葦が生えている土地を耕すと上質の田んぼができる。その田んぼに苗を植えれば、瑞穂(稲穂)が実るというわけだ」
「日本とは、葦原の国のことだったのね」
「そうなんだが、アシは〈悪(あ)し〉に通じるということから、アシの反対、ヨシと呼び変えられるようになったんだ。たとえば江戸の吉原はもともとはアシ原だったが、葭原(よしわら)と変えられ、さらに吉原に転じている」
「アシ=ヨシ=吉となったわけね」
「そう。そして日本人は吉田という言葉が大好きだった。稲穂がたわわに実った田んぼは農民にとっても、領主にとっても幸せそのものだった。だから吉田という地名はどんどん増えた。それに比例して吉田さんもどんどん登場したというわけだ」
「吉田茂という総理大臣もいるしね」
「吉田茂は山桜という家紋を使っている。吉田は米を主食とする日本人の願いがこめられた言葉。桜は日本人が一番好きな花だ。どちらも日本を代表するものだね。戦後の日本を代表して活躍した吉田茂にふさわしい名字と家紋だよ。吉田松陰は長州藩士杉家の二男に生まれ、同藩山鹿流兵学師範の吉田家を継いだ。家紋は大変に珍しい五つ瓜の内に左隅立て万字だ。万字はお釈迦(しゃか)様の吉祥の印」
「そういえば吉田さんには士の吉田さんと土の■田さんがいるじゃない。あれって何か違いがあるの?」
「どちらも同じだよ。最初はみんな吉田さんと書いていたが、吉田さんから分家した家が■田さんと書くようになった。文字を変えて本家と区別しようとしたんだね。ところが■田さんが増えてくると、吉田は武士の子孫で、■田は農民の子孫なんていう人が出た。と思えば、土は末広がりだから士よりも縁起がいいと対抗する者も出た。しかしそんな解釈はみんな俗説だよ。吉田さんと■田さんはまったく同じ名字さ。ルーツは同じだよ」
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