全国名字めぐりの旅 第133回 栃木県(9)
全国名字めぐりの旅 第133回 栃木県(9)フジテレビの人気ドラマ『踊る大捜査線』に柳葉敏郎演じる室井慎二という警察キャリア官僚が出てくる。
最初は織田祐二演じる所轄の青島刑事と対立するが、事件を解決してゆくうち二人の間に友情が芽生えてくる。
同時に室井のなかで警察組織に対する疑問が生まれ、上司の命令を無視した室井は降格処分を受けて北海道の美幌警察署長に左遷されてしまう。
室井は架空の人物だが、設定では秋田県出身となっている。
しかし秋田県に室井姓はほぼ皆無に近く、密集しているのは栃木県と福島県である。
秋田県出身としたのは、柳葉が秋田県出身だからだろう。
ところが柳葉姓も秋田県には少なく、ルーツは福島県のようである。
室井、柳葉ともに栃木県と福島県に縁が深い。
ところで室井姓のルーツには特徴がある。
それは神主が多いことである。
これは思うに室井という言葉の語源と関係しているようだ。
室井の一般的な語源は土室や家屋、僧侶が住む庵のことだが、一説には神社を意味する「みむろ」の転化ともいわれている。
この説に従えば室井姓に神主が多いのもうなづける。
家紋は「三つ鱗(うろこ)」をよく使うが、ほかに「井桁(いげた)」を使う家もある。
フジテレビの人気ドラマ『踊る大捜査線』に柳葉敏郎演じる室井慎二という警察キャリア官僚が出てくる。
最初は織田祐二演じる所轄の青島刑事と対立するが、事件を解決してゆくうち二人の間に友情が芽生えてくる。
同時に室井のなかで警察組織に対する疑問が生まれ、上司の命令を無視した室井は降格処分を受けて北海道の美幌警察署長に左遷されてしまう。