名字と苗字?
名字と苗字?現在、名字には「名字」と「苗字」どちらも使用され、二通りの表記があります。
どちらが正しいのか?
今ではどちらも同じように使われていますが、それぞれ異なる語源があります。
■名字
平安時代、各地の荘園が「名田」と呼ばれるようになり、名田を治めるものなどがそれに因んだ字(あざな)を付けるようになったことから、名字となりました。
■苗字
江戸時代、苗裔(びょうえい:遠い子孫の意)という言葉から、子孫繁栄という意味を込めて「苗」の文字が使われるようになったとされます。
名字は平安末期に地名から生まれましたので、平安から鎌倉、室町時代まではファミリーネームの呼称として名字が用いられました。 江戸時代以降は苗字が使われるようになります。 新聞、TVなどのマスコミや文部科学省は「名字」を使用し、 法務省は「氏」を使用するなど、現在ではファミリーネームを表記する 言葉としてどちらも広く使用されています。 名字由来netでは、日本人のルーツや由来や名字の歴史を研究・発表する立場から 主に「名字」を使用する場合が多いのですが、 どちらを使用するのも自由、というのが現在の概念です。
現在、名字には「名字」と「苗字」どちらも使用され、二通りの表記があります。
どちらが正しいのか?
今ではどちらも同じように使われていますが、それぞれ異なる語源があります。
■名字
平安時代、各地の荘園が「名田」と呼ばれるようになり、名田を治めるものなどがそれに因んだ字(あざな)を付けるようになったことから、名字となりました。