『秋』のつく名字ランキングベスト３０

「『秋』のつく名字ランキングベスト３０」第１位は「秋山（あきやま）」さん。全国人数はおよそ１４６，０００人。最も多くみられる地域は東京都でおよそ２１，９００人（約１５％）。名字の由来には、現在の東京、埼玉、神奈川の一部である武蔵、現香川県である讃岐、現広島県である安芸など諸国に発祥がみられ、全国の秋山地名より様々な流派があります。有名人には、ＭＬＢのシンシナティ・レッズ所属の「秋山　翔吾（あきやま　しょうご）」選手などがいらっしゃいます。第２位は「秋元（あきもと）」さん。全国人数はおよそ４２，４００人。最も多い地域は、ＡＫＢ４８などのプロデューサー「秋元　康（あきもと　やすし）」さんの出身地でもある東京都。およそ８，９００人（約２１％）みられます。第３位は「秋田（あきた）」さん。全国人数はおよそ３９，２００人みられ、最も多くみられる地域は愛知県で、およそ５，６００人（約１４％）。名字の由来には、秋田県である出羽国秋田が起源などの説があります。第１位の「秋山」さんは、第２位の「秋元」さんの全国人数を約３．４倍以上の差をつけており、「秋」のつく名字の中では特に多く、名字の由来からもわかるように全国各地でみられる名字です。

ランキング内の特徴的な名字に注目！　第７位「秋月（あきづき）」さん。中秋の名月などにみられるように、古代の月神信仰から地名に転化したことが語源のひとつとされ、日本の秋の行事である「お月見」と関係の深い名字です。全国人数はおよそ６，７００人。愛媛県に最も多くみられおよそ７９０人（約１２％）。第２２位「千秋（せんしゅう）」さん。千も秋も瑞祥佳字で、四字熟語「千秋万歳」や、大相撲や演劇等の公演の最終日をさす「千秋楽」など、おめでたい言葉にも使われている漢字です。全国人数はおよそ１，５００人。福井県に最も多くみられおよそ３８０人（約２５％）みられます。

今回のテーマである「秋」。「秋」といえば「食欲の秋」や「実りの秋」といった言葉を思い浮かべる方も多いと思います。漢字一文字で「秋（あき）」さんは、第３６位にランクインしています。全国人数はおよそ６２０人、大阪府に最も多くおよそ１００人（約１６％）みられます。由来のひとつに「稔りの多い土地」という意味があり、古代より日本の主食であった稲を中心に、多くの作物が実る季節であったことが想像できます。皆さんは「秋」といわれて何を思い浮かべますか。虫の鳴き声やキンモクセイの香りなど、季節の変わり目を感じることが増えてきました。身近な人の名字から秋を見つけて季節を楽しむのもよいかもしれません。今回ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameAutumn2020.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間１,０００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる「秋」の漢字を含む名字を集計いたしました。全国人数の多い順に抽出し、全国人数は四捨五入で算出、当社委員会の厳正な審査を経てランキングを作成いたしました。今回調査で第３８０回目（前回は「２０２０年菅内閣の珍しい名字ランキングベスト２１」を発表）。