２０２０年菅内閣の珍しい名字ランキングベスト２１

今回は、２０２０年９月１６日に発足された菅内閣の名字の珍しい順のランキングを発表します。「２０２０年菅内閣の珍しい名字ランキングベスト２１」第１位は、文部科学大臣「萩生田　光一（はぎうだ　こういち）」氏の名字である「萩生田」さん。全国人数およそ２，１００人。現山形県の広域である羽前国置賜郡萩生田村がルーツのひとつとされ、ルーツである山形県にはおよそ１００人（約５％）みられ、人口からみた「萩生田」さんの比率の多い地域では４７都道府県の中で第１位です。第２位は、国家公安委員会委員長、内閣府特命担当大臣「小此木　八郎（おこのぎ　はちろう）」氏の名字である「小此木」さん。全国人数およそ３，３００人。現群馬県である上野国佐位郡小此木村がルーツのひとつとされ、ルーツである群馬県に最も多く、およそ１，８００人（約５５％）みられます。第３位は、法務大臣「上川　陽子（かみかわ　ようこ）」氏の名字である「上川」さん。全国人数およそ９，１００人。現東京都、埼玉県広域、神奈川県北部である武蔵国埼玉郡上川村が起源のひとつとされ、広島県に最も多く、およそ１，２００人（約１３％）みられます。上位３位には三文字の名字が２件ランクインしています。

そのほか、特徴的な名字をご紹介します！第４位「梶山（かじやま）」さん（全国人数およそ１６，０００人）は現茨城県である常陸国鹿島郡梶山が由来のひとつとされ、ルーツである茨城県に最も多く、およそ１，８００人（約１１％）みられます。特に常陸太田市に多く（およそ５６０人）、経済産業大臣「梶山　弘志（かじやま　ひろし）」氏の出身地でもあります。第１０位「茂木（もてぎ）」さん（全国人数およそ５６，４００人）は現栃木県である下野国都賀郡茂木がルーツのひとつとされ、外務大臣の「茂木 敏充（もてぎ　としみつ）」氏も栃木県足利市の出身です。

第９９代内閣総理大臣「菅　義偉（すが　よしひで）」氏の名字である「菅」さん（全国人数およそ４０，０００人）は第９位にランクイン。愛媛県に最も多くおよそ６，０００人（約１５％）みられます。菅首相の出身地である秋田県湯沢市にはおよそ１，２００人みられ、市区町村別にみると全国で３番目に菅さんの多い地域です。「菅」さんは「スガ」の他に、「スゲ」「カン」とも読み、「スガ」と読むときは「州賀」「須賀」に通じ、東日本に多い読み方です。「カン」と読むときは「菅野」などに通じ、西日本に多い読み方です。（ちなみに第９４代内閣総理大臣の「菅　直人（かん　なおと）」氏は山口県宇部市出身で西日本側の読み方の特徴がみられます。）国会議員は全国から集まるため「おらが村の代表」と思っている県民も多いはず。地域性のある名字の方が大臣となっていることは必然ともいえます。注目の集まる新内閣。名字のみならず独自性を発揮し、世情に明るい話題を提供していただくことを期待します。今回ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameSugaCabinet.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間１,０００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる名字のみを集計いたしました。全国人数の多い順に抽出し四捨五入で算出。2020年9月16日に発足した「菅内閣閣僚名簿」を元に選出（内閣官房副長官、内閣法制局長官を除く２１名）。当社委員会の厳正な審査を経てランキングを作成いたしました。今回調査で第３７９回目（前回は「天秤座の『天』のつく名字ランキングベスト３０」を発表）。