全国名字めぐりの旅 第137回 群馬県(3)
全国名字めぐりの旅 第137回 群馬県(3)群馬県の男性は気性が荒いため、粗野な印象を与えるが、義理人情に厚く、浪花節のような人が多い。
さすがは国定忠治を出したお国柄である。
忠治は赤城山の麓にあった国定村の生まれで、家は裕福だったが、出奔して博徒(ばくと)となり、一家を構えた。
しかし、周辺の博徒との間でいさかいが絶えず、最後は関所破りで捕らえられ、磔(はりつけ)となった。
真偽のほどは定かではないが、天保の大飢饉のとき苦しむ人々を救ったとされ、講談や浪曲の世界で庶民のヒーローとなった。
なお群馬県の男性は大のギャンブル好きである。
忠治も博徒で賭け事とは縁が深い。
そこで忠治の墓石を削ってお守りにする者が後を絶たないという。
忠治の本名は長岡姓だが、「国定村の忠治」で知られ、「村の」が省略されて、国定忠治と呼ばれた。
まるで国定が名字のようになってしまったのである。
我々の名字も大半はこのようにして生まれた。
最初は「何村の忠治」と言われるが、いつしか「村の」が省かれて、村名が名字化するのだ。
群馬県には国定さんがいる。
忠治の子孫かも知れない。
家紋は「立ち葵(あおい)」などを使う。
本名の長岡さんは「大中黒」をよく使う。
群馬県の男性は気性が荒いため、粗野な印象を与えるが、義理人情に厚く、浪花節のような人が多い。
さすがは国定忠治を出したお国柄である。
忠治は赤城山の麓にあった国定村の生まれで、家は裕福だったが、出奔して博徒(ばくと)となり、一家を構えた。
しかし、周辺の博徒との間でいさかいが絶えず、最後は関所破りで捕らえられ、磔(はりつけ)となった。
真偽のほどは定かではないが、天保の大飢饉のとき苦しむ人々を救ったとされ、講談や浪曲の世界で庶民のヒーローとなった。
なお群馬県の男性は大のギャンブル好きである。
忠治も博徒で賭け事とは縁が深い。
そこで忠治の墓石を削ってお守りにする者が後を絶たないという。