全国名字めぐりの旅 第160回 千葉県(8)
全国名字めぐりの旅 第160回 千葉県(8)大木さんも千葉県に多い。
大木姓は東北南部・関東・東海に密集しているが、なかでも千葉県には抜きん出て多く住んでいる。
名字発祥の地は二つ考えられる。
一つは茨城県守谷市大木、もう一つは山梨県西八代郡市川三郷町黒沢字大木である。
茨城からは第50代桓武天皇(737-806)の流れをくむ桓武平氏の子孫という大木さんが出た。
秩父将恒という武将の流れをくみ、江戸時代(1603-1867)には徳川将軍家に仕えた。
家紋は大変に珍しい三つ巴浪(なみ)を使う。
この浪(なみ)(波)紋というのは、寄せては返す波の永久性と、それが攻めては退く用兵の妙に通じることから家紋とされたもの。
有名人では美濃(岐阜県)のマムシといわれた斎藤道三が立浪紋を用いている。
山梨県からは第56代清和天皇(850-81)の流れをくむ清和源氏の大木さんが出た。
室町将軍足利氏の一族今川国氏の孫政義が大木又太郎と名乗ったことに始まる。
本家の今川氏は義元のとき織田信長に討たれて衰退した。
家紋は丸に二つ引きを使う。
この家紋は天に昇るオスとメスの竜をかたどったものといわれている。
いずれも後に千葉県へ移った。
大木さんも千葉県に多い。
大木姓は東北南部・関東・東海に密集しているが、なかでも千葉県には抜きん出て多く住んでいる。
名字発祥の地は二つ考えられる。
一つは茨城県守谷市大木、もう一つは山梨県西八代郡市川三郷町黒沢字大木である。
茨城からは第50代桓武天皇(737-806)の流れをくむ桓武平氏の子孫という大木さんが出た。
秩父将恒という武将の流れをくみ、江戸時代(1603-1867)には徳川将軍家に仕えた。
家紋は大変に珍しい三つ巴浪(なみ)を使う。
この浪(なみ)(波)紋というのは、寄せては返す波の永久性と、それが攻めては退く用兵の妙に通じることから家紋とされたもの。
有名人では美濃(岐阜県)のマムシといわれた斎藤道三が立浪紋を用いている。