全国名字めぐりの旅 第157回 千葉県(5)
全国名字めぐりの旅 第157回 千葉県(5)石橋さんは全国にまんべんなく分布しているが、千葉県には非常に多い。
この名字は地名から発祥している。
すなわち石で造った橋のことだ。
古代に造られた最初の橋は木製だったが、木では洪水のたびに流されてしまう。
そこでより頑丈な石で造ることにした。
なかでも石で造った二連のアーチ橋は眼鏡橋と呼ばれ、寛永11年(1634)に建造された長崎市の中島川に架かる眼鏡橋は国の重要文化財に指定されている。
もっと小規模なものは、かなり古い時代からあったようで、石橋山のような地名もある。
神奈川県小田原市石橋にある石橋山は、治承4年(1180)に源頼朝が平家打倒の旗揚げをした地として有名である。
栃木県下野市石橋町から出た石橋さんは、第56代清和天皇(850-81)の流れをくむ清和源氏の子孫。
室町将軍足利氏の一族という毛並みの良さを誇っている。
家紋は足利氏ゆかりの丸の内に二つ引き。
福島県に移って室町幕府の奥州支配をになった。
また千葉県香取郡多古町を本拠とした石橋さんは第50代桓武天皇(737-806)の流れをくむ桓武平氏の子孫といい、抱き茗荷(みょうが)紋などを使っている。
石橋さんは全国にまんべんなく分布しているが、千葉県には非常に多い。
この名字は地名から発祥している。
すなわち石で造った橋のことだ。
古代に造られた最初の橋は木製だったが、木では洪水のたびに流されてしまう。
そこでより頑丈な石で造ることにした。
なかでも石で造った二連のアーチ橋は眼鏡橋と呼ばれ、寛永11年(1634)に建造された長崎市の中島川に架かる眼鏡橋は国の重要文化財に指定されている。
もっと小規模なものは、かなり古い時代からあったようで、石橋山のような地名もある。
神奈川県小田原市石橋にある石橋山は、治承4年(1180)に源頼朝が平家打倒の旗揚げをした地として有名である。