全国名字めぐりの旅 第154回 千葉県(2)
全国名字めぐりの旅 第154回 千葉県(2)千葉県の県民性は北部と南部で異なる。
仕事に対しても千葉市より北部の人はとにかく堅実で勤勉。
南部の人は協調性があり、どんな職場でもすぐになじむことが出来る。
ともに共通していることは、金銭や会社内の地位に対して欲が無いこと。
出世競争とは縁が遠い。
会社ではマイペースで過ごし、エネルギーは趣味や友達との遊びにつぎ込む。
そんな千葉県に多い名字が平野さんである。
平野という地名から発祥した名字だが、平野という文字から「平たい野原」を連想するだろう。
しかし、大和言葉の「ひら」とは緩やかな傾斜地のことなのだ。
そして野とは開墾されていない野原のこと。
反対に平らな土地は「なら」といい、開拓された野原は原という。
千葉県では市原市平野から出た第56代清和天皇(850-81)の流れをくむ清和源氏の平野さんが広まった。
『南総里見八犬伝』で知られている県南部の豪族里見氏の家臣。
家紋は左三つ巴などを使用。
また賤ヶ岳七本槍の平野長泰は愛知県稲沢市平野町から出た。
第50代桓武天皇(737-806)の流れをくむ桓武平氏北条氏族で三つ鱗(うろこ)紋を愛用している。
どちらの系統も北海道へ渡っている。
千葉県の県民性は北部と南部で異なる。
仕事に対しても千葉市より北部の人はとにかく堅実で勤勉。
南部の人は協調性があり、どんな職場でもすぐになじむことが出来る。
ともに共通していることは、金銭や会社内の地位に対して欲が無いこと。
出世競争とは縁が遠い。
会社ではマイペースで過ごし、エネルギーは趣味や友達との遊びにつぎ込む。
そんな千葉県に多い名字が平野さんである。