全国名字めぐりの旅 第153回 千葉県(1)
全国名字めぐりの旅 第153回 千葉県(1)東京都のベッドタウンとなっている千葉県には新しく移り住んだ住民が多い。
職場のある東京で一杯飲んで、千葉の家に帰ると寝るだけなので、県内のお酒の消費量は少ない。
千葉都民などと言われて県民性が薄い印象もあるが、昔から住んでいる住民には、やはり千葉県民特有の気質がある。
それは勤勉でまじめ、義理人情に弱く、細かいことにはこだわらないところだ。
全体的に明るくおおらかな楽天家が多い。
さて、千葉県といえば千葉さんである。
都道府県名の名字でこれほど栄えたものはない。
発祥地はいわずと知れた千葉市。
千葉とは葛(くず)の葉が生い茂っている土地のことだ。
千葉の葛野という言葉もあり、現在の千葉市には根を食用や漢方薬にする葛の葉が一面に生えていたのだろう。
この地に第50代桓武天皇(737-806)の流れをくむ平忠常が住み着いて千葉小次郎と名乗ったという。
忠常は関東で大反乱を起こした平将門の孫にあたり、祖父に似て反骨精神が旺盛だった。
そして祖父と同じく挙兵し、関東に独立国を造ろうとしたが、敗れた。
しかし、子孫は全国に広がった。
家紋は星信仰にちなんで月に星と九曜(くよう)を使う。
東京都のベッドタウンとなっている千葉県には新しく移り住んだ住民が多い。
職場のある東京で一杯飲んで、千葉の家に帰ると寝るだけなので、県内のお酒の消費量は少ない。
千葉都民などと言われて県民性が薄い印象もあるが、昔から住んでいる住民には、やはり千葉県民特有の気質がある。
それは勤勉でまじめ、義理人情に弱く、細かいことにはこだわらないところだ。
全体的に明るくおおらかな楽天家が多い。