全国名字めぐりの旅 第132回 栃木県(8)
全国名字めぐりの旅 第132回 栃木県(8)
2022/12/05(月) 08:30
高久という名字は栃木県では「たかく」と読む。
北関東や福島県に広がっているが、中心地は栃木県である。
他県と比べて圧倒的に多い。
高久さんのルーツは第50代桓武天皇(737-806)の母方の祖父土師(はに)氏の流れをくむ大江氏である。
大江氏といえば広元だろう。
広元は京の公家だったが、鎌倉幕府を開いた源頼朝にスカウトされて側近となり、対朝廷外交を一手に担った。
とくに頼朝の死後は幕府の屋台骨を支える重臣として活躍した。
その子孫が戦国時代に中国の覇者となった毛利元就である。
そして高久家も出た。
広元の10代の孫朝光は高久次郎と名乗って高久姓の初代となる。
山形県に住んでいたが、三郎太郎輔広のとき栃木県に移住。
15世紀ごろの話である。
そして栃木県で大いに広まったのである。
一族が繁栄したということは、それだけ高久氏に声望と経済力があった証である。
家紋は「丸に違い鷹の羽」をよく使うが、なかには珍しい「菊座橘」を使う家もある。
高久という名字は栃木県では「たかく」と読む。
北関東や福島県に広がっているが、中心地は栃木県である。
他県と比べて圧倒的に多い。
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《ぱぴぃ》