全国名字めぐりの旅 第131回 栃木県(7)
全国名字めぐりの旅 第131回 栃木県(7)増渕さんも栃木県に密集している。
増淵さんもいるが、増渕と書くほうが多い。
淵とは「水がよどんで深くなった所」だが、正しくは淵と書く。
渕はそれが変化した異体字である。
しかし今では異体字の増渕さんのほうが多くなった。
面白いものである。
増渕さんのルーツはさまざまである。
栃木県以外ではほとんど見かけないので、栃木県発祥と思われるが、藤原姓や源氏の子孫が広がったというわけではない。
たとえば宇都宮市の古い増渕家には、絶家した増渕家の名跡を継いだという言い伝えがある。
昔は絶家再興といって、跡継ぎが無く途絶えた家を再興することがあった。
再興する人は絶家の遠縁というのが一般的だが、なかには絶家した家の由緒を惜しんで、まったくの他人が再興することもあった。
似たような例は武士の世界にもある。
こちらはお金で武士の身分を買うのだ。
これを御家人株という。
幕府は禁じていたが、榎本武揚も勝海舟も御家人株を買った武士の子孫である。
話は戻って増渕さん。
家紋は「下り藤」をよく使う。
変わったところでは「丸に十字」を使う家もある。
これは島津氏の愛用紋である。
増渕さんも栃木県に密集している。
増淵さんもいるが、増渕と書くほうが多い。
淵とは「水がよどんで深くなった所」だが、正しくは淵と書く。
渕はそれが変化した異体字である。
しかし今では異体字の増渕さんのほうが多くなった。
面白いものである。
増渕さんのルーツはさまざまである。
栃木県以外ではほとんど見かけないので、栃木県発祥と思われるが、藤原姓や源氏の子孫が広がったというわけではない。
たとえば宇都宮市の古い増渕家には、絶家した増渕家の名跡を継いだという言い伝えがある。
昔は絶家再興といって、跡継ぎが無く途絶えた家を再興することがあった。
再興する人は絶家の遠縁というのが一般的だが、なかには絶家した家の由緒を惜しんで、まったくの他人が再興することもあった。