『美』のつく名字ランキングベスト３０

６月といえば「ジューンブライド」。美しいウエディングドレス姿の花嫁にちなんだ、「『美』のつく名字ランキングベスト３０」を発表します。

「『美』のつく名字ランキングベスト３０」第１位は、「宇佐美（うさみ）」さん。現静岡県伊豆半島である伊豆国田方郡宇佐美荘が起源という説もあります。全国人数はおよそ３０，１００人、愛知県に最も多くみられおよそ５，６００人（約１９％）。同名字の有名人には、元日本代表、ガンバ大阪所属の「宇佐美　貴史（うさみ　たかし）」選手などがいらっしゃいます。第２位は、「渥美（あつみ）」さん。全国人数はおよそ１６，８００人、静岡県に最も多くみられ、およそ６，９００人（約４１％）。同名字の有名人には、「男はつらいよ」シリーズで主人公「寅さん」を演じた「渥美　清（あつみ　きよし）」（本名：田所 康雄）さんなどがいらっしゃいます。由来には、徳川家などを輩出した現愛知県東部である三河国渥美郡が起源ともいわれます。ルーツである愛知県にはおよそ２，２００人（約１３％）みられ、静岡県に次ぐ、全国２位の人数です。第３位は、「新美（にいみ）」さん。全国人数はおよそ１５，３００人、愛知県に集中しており、八割以上のおよそ１２，４００人（約８１％）みられます。上位３位とも愛知県に多い名字がランクインしました。

今回ランクインした名字の内１３件（約４３％）が３文字名字となる珍しい結果に！　第６位「加賀美（かがみ）」さん。全国人数はおよそ３，８００人。山梨県にある甲斐国巨摩郡加賀美庄が起源という説もあり、山梨県に最も多くおよそ１，２００人（約３２％）みられます。第７位「美濃部（みのべ）」さん。全国人数３，０００人。現滋賀県である近江国甲賀郡美濃村がルーツという説があり、ルーツといわれる滋賀県に最も多く、およそ４７０人（約１６％）みられます。また、第６位「加賀美」、第８位「加々美」に「かがみ」、第１７位「阿佐美」、第２５位「阿左美」に「あさみ」といった同じ読みをもつ名字が複数ランクインしています。

今回のテーマである「美」の漢字一文字の名字、「美（び、み）」さんは、全国人数およそ２０人と、大変珍しいレア名字です。「美」は字のとおり美称として付けられることも多く、野の美称として「美野」や転じて「美濃」、里の美称として「美里」など、地名として呼ばれていたものが名字に形を変えた、ともいわれています。あなたやあなたの周りにいる人は何位にランクインしていますか？ 今回ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameBeauty.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間１,０００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる、「美」の漢字を含む名字を集計、全国人数は四捨五入で算出し、当社委員会の厳正な審査を経てランキングを作成いたしました。今回調査で第４１３回目（前回は「２０２１年梅雨にまつわる名前ランキングベスト３０」を発表）。