２０１８年４月珍しいレア名字ランキングトップ３０～名字由来ｎｅｔセレクト～

新学期や新年度もはじまり、夢を抱いた新しい仲間や新しい見知らぬ名字の方が身近に増える時期です。

「２０１８年４月珍しいレア名字ランキングトップ３０～名字由来ｎｅｔセレクト～」の第１位は「辰寅（たつとら）」さん。徳島県などにみられる名字です。第２位「奉日本（たかもと）」さんは、大阪府などにみられる珍しい名字。第３位は「夢（ゆめ）」さん。租税免除になっている土地が語源とされるほか、夢のように楽しいところ、珍しいところを表すともいわれています。上位３位はいずれも、全国人数およそ１０人の希少姓です。第５位は「蛤（はまぐり）」さん。蛤の多く獲れる浜や、取引される場所が語源とされる名字で、大阪府や滋賀県、神奈川県などにみられます。第６位「梅干野（ほやの）」さんは、現在の神奈川県である相模発祥とされる名字。第１１位「雲類鷲（うるわし）」さんは、現在の茨城県である常陸が起源とされる名字。第１２位「一言（ひとこと）」さんは、現在の静岡県西部である遠江国豊田郡一言村が起源とされます。静岡県磐田市の一言神社には、戦国時代、徳川家康が敗戦したときに一言お祈りし、聞き届けられたと言い伝えられています。第２３位は「毛受（めんじゅ）」さん。現在の愛知県である尾張国中島郡毛受村が起源とされる名字で、全国人数およそ１，２００人のうち、６９％（およそ８３０人）が愛知県にみられます。

４月セレクトでは、春を感じる名字も数多くランクイン。第２０位「桜（さくら）」さんは、桜の多く生えているところや桜の名所が語源とされる名字。岩手県に多くみられます。第２１位は「蕨（わらび）」さん。植物の蕨の生えているところが地名になったといわれるほか、藁で火を焚くところが由来ともいわれています。第２６位「卯月（うづき）」さんは、空木（うつぎ）の花が咲く頃が語源のひとつとされる名字。関東地方など、日本列島の東側に多くみられます。第２９位「花見（はなみ）」さんは、桜の名所が語源とされる名字。全国人数およそ２，２００人のうち、２５％（およそ５４０人）が福島県にみられます。他にも第１０位「洪水（こうずい）」さん、第１３位「小鯛（こだい）」さん、第１５位「玉虫（たまむし）」さん、第１７位「猿楽（さるがく）」さん、第２２位「釣井（つりい）」さんなど珍しい名字が満載。ランクインした名字の有名人には、第１４位に歌手の「吉 幾三（よし いくぞう）」さん、第１６位サッカー元日本代表の「巻 誠一郎（まき せいいちろう）」選手、第２３位に柴田勝家に仕えた珍名武将の「毛受 勝照（めんじゅ かつてる）」などがいます。

今回のランキングでは新学期にふさわしく、「桜」さん、「蕨」さんのように四月の植物など、春や自然を感じさせる名字が多く並ぶ結果となりました。ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameApr2018.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間７００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに当会の厳選なる審査により、実世帯が確認できる名字のみを集計しました。全国人数の少ない順に抽出し、全国人数は四捨五入で算出しました。今回調査で第２５１回目（前回は「２０１８年プロ野球新人選手珍しいレア名字ベスト３０」を発表）。