名字ランキング 第13位 佐々木
名字ランキング 第13位 佐々木
2021/01/29(金) 08:30
名字博士と愛ちゃんが 佐々木姓について話しています。
「佐々木さんには一族会があるって知っているかい?」
「そうなの」
「滋賀県近江八幡市安土町常楽寺に沙沙(ささ)貴(き)神社というのがある。ここに全国佐々木会の本部が置かれているんだ。佐々木さんや佐々木さんの一族なら誰でも参加することができる。看板には佐佐木と書かれていてね。さすがは本部だ。佐々木を省略せずに佐佐木と書いているわけだ」
「こだわりを感じるけど、その神社が佐々木さんの総本山なわけ?」
「総本山というより、ご先祖を祀(まつ)っている氏神様だね。この神社が建っている場所は昔、ササキ村と呼ばれ、古代には篠笥とか鷦鷯と書いていた。ずいぶんと難しい文字だよ」
「鷦鷯って鳥?」
「ミソサザイのことだ。ササキとは小さいことだから、日本一小さい野鳥のミソサザイの文字が当てられたわけだ。この鳥は小さいけど意外と大きな声で美しく鳴く。また西洋では鳥の王様と呼ばれている。なぜかというと次のような話があるからだ。鳥たちが集まって一番高く飛べたものを自分たちの王にしようと決めたんだ。はりきったワシは太陽のそばまで近づいて戻ってくると、自分が一番だと報告した。ところが横からミソサザイが出てきて、ボクはワシさんの首につかまって一緒に太陽に近づき、もうワシさんが限界だというところで、ポンと飛び上がったから自分が一番だといったのさ。これを聞いた鳥たちはミソサザイを王に認めて王冠を授けたそうだ」
「ミソサザイってチャッカリ屋ね」
「そうだね(苦笑)。このササキ村に最初に住み着いたのは第八代孝元天皇の流れをくむ沙沙(ささ)貴山(きやまの)君(きみ)だ。沙沙貴神社も本来はこの豪族の氏神様だった。そこに第五九代宇多天皇(八六七―九三一)の流れをくむ宇多源氏の源成頼がやって来て佐々木氏と名乗った。同じ土地に古族の沙沙貴君と新族の佐々木氏が混居したことによって、両者は混ざり合い、沙沙貴君の流れは佐々木と改めて沙沙貴神社の神主となり、宇多源氏の佐々木氏は武士となったのさ」
「佐々木さんはどうしてこんなに増えたの?」
「佐々木秀義と息子の定綱・盛綱・高綱たちが源頼朝を助けて鎌倉幕府の成立に大活躍したからだ。その功績を賞されて佐々木一族は全国各地に所領を賜った。そこに一門を派遣し、佐々木党という武士団が組織されていった。とくに東北には鎌倉後期から進出したようで、幕府の有力者だった佐々木さんは貴種として尊敬された。そうなるとゆかりやあやかりで名乗るものが増えていったわけだね。現在、東北に佐々木さんが多いのはそのためだろう」
「佐々木さんってみんな同じような家紋を使っているわよね」
「隅立て四つ目や平四つ目だね。この家紋は佐々木一族の団結のシンボルだ。中央に穴があいた方形がいくつか組み合っている形は、たしかに団結や和を感じさせる。佐々木一門は分家して名字を変えることがあっても、この家紋だけは変えなかった。だからこの家紋を使っていれば佐々木一門だってすぐにわかる」
「佐々木さんには一族会があるって知っているかい?」
「そうなの」
「滋賀県近江八幡市安土町常楽寺に沙沙(ささ)貴(き)神社というのがある。ここに全国佐々木会の本部が置かれているんだ。佐々木さんや佐々木さんの一族なら誰でも参加することができる。看板には佐佐木と書かれていてね。さすがは本部だ。佐々木を省略せずに佐佐木と書いているわけだ」
「こだわりを感じるけど、その神社が佐々木さんの総本山なわけ?」
「総本山というより、ご先祖を祀(まつ)っている氏神様だね。この神社が建っている場所は昔、ササキ村と呼ばれ、古代には篠笥とか鷦鷯と書いていた。ずいぶんと難しい文字だよ」
「鷦鷯って鳥?」
「ミソサザイのことだ。ササキとは小さいことだから、日本一小さい野鳥のミソサザイの文字が当てられたわけだ。この鳥は小さいけど意外と大きな声で美しく鳴く。また西洋では鳥の王様と呼ばれている。なぜかというと次のような話があるからだ。鳥たちが集まって一番高く飛べたものを自分たちの王にしようと決めたんだ。はりきったワシは太陽のそばまで近づいて戻ってくると、自分が一番だと報告した。ところが横からミソサザイが出てきて、ボクはワシさんの首につかまって一緒に太陽に近づき、もうワシさんが限界だというところで、ポンと飛び上がったから自分が一番だといったのさ。これを聞いた鳥たちはミソサザイを王に認めて王冠を授けたそうだ」
「ミソサザイってチャッカリ屋ね」
「そうだね(苦笑)。このササキ村に最初に住み着いたのは第八代孝元天皇の流れをくむ沙沙(ささ)貴山(きやまの)君(きみ)だ。沙沙貴神社も本来はこの豪族の氏神様だった。そこに第五九代宇多天皇(八六七―九三一)の流れをくむ宇多源氏の源成頼がやって来て佐々木氏と名乗った。同じ土地に古族の沙沙貴君と新族の佐々木氏が混居したことによって、両者は混ざり合い、沙沙貴君の流れは佐々木と改めて沙沙貴神社の神主となり、宇多源氏の佐々木氏は武士となったのさ」
「佐々木さんはどうしてこんなに増えたの?」
「佐々木秀義と息子の定綱・盛綱・高綱たちが源頼朝を助けて鎌倉幕府の成立に大活躍したからだ。その功績を賞されて佐々木一族は全国各地に所領を賜った。そこに一門を派遣し、佐々木党という武士団が組織されていった。とくに東北には鎌倉後期から進出したようで、幕府の有力者だった佐々木さんは貴種として尊敬された。そうなるとゆかりやあやかりで名乗るものが増えていったわけだね。現在、東北に佐々木さんが多いのはそのためだろう」
「佐々木さんってみんな同じような家紋を使っているわよね」
「隅立て四つ目や平四つ目だね。この家紋は佐々木一族の団結のシンボルだ。中央に穴があいた方形がいくつか組み合っている形は、たしかに団結や和を感じさせる。佐々木一門は分家して名字を変えることがあっても、この家紋だけは変えなかった。だからこの家紋を使っていれば佐々木一門だってすぐにわかる」
名字博士と愛ちゃんが 佐々木姓について話しています。
「佐々木さんには一族会があるって知っているかい?」
「そうなの」
「滋賀県近江八幡市安土町常楽寺に沙沙(ささ)貴(き)神社というのがある。ここに全国佐々木会の本部が置かれているんだ。佐々木さんや佐々木さんの一族なら誰でも参加することができる。看板には佐佐木と書かれていてね。さすがは本部だ。佐々木を省略せずに佐佐木と書いているわけだ」
「こだわりを感じるけど、その神社が佐々木さんの総本山なわけ?」
「総本山というより、ご先祖を祀(まつ)っている氏神様だね。この神社が建っている場所は昔、ササキ村と呼ばれ、古代には篠笥とか鷦鷯と書いていた。ずいぶんと難しい文字だよ」
「鷦鷯って鳥?」
「ミソサザイのことだ。ササキとは小さいことだから、日本一小さい野鳥のミソサザイの文字が当てられたわけだ。この鳥は小さいけど意外と大きな声で美しく鳴く。また西洋では鳥の王様と呼ばれている。なぜかというと次のような話があるからだ。鳥たちが集まって一番高く飛べたものを自分たちの王にしようと決めたんだ。はりきったワシは太陽のそばまで近づいて戻ってくると、自分が一番だと報告した。ところが横からミソサザイが出てきて、ボクはワシさんの首につかまって一緒に太陽に近づき、もうワシさんが限界だというところで、ポンと飛び上がったから自分が一番だといったのさ。これを聞いた鳥たちはミソサザイを王に認めて王冠を授けたそうだ」
「ミソサザイってチャッカリ屋ね」
「そうだね(苦笑)。このササキ村に最初に住み着いたのは第八代孝元天皇の流れをくむ沙沙(ささ)貴山(きやまの)君(きみ)だ。沙沙貴神社も本来はこの豪族の氏神様だった。そこに第五九代宇多天皇(八六七―九三一)の流れをくむ宇多源氏の源成頼がやって来て佐々木氏と名乗った。同じ土地に古族の沙沙貴君と新族の佐々木氏が混居したことによって、両者は混ざり合い、沙沙貴君の流れは佐々木と改めて沙沙貴神社の神主となり、宇多源氏の佐々木氏は武士となったのさ」
「佐々木さんはどうしてこんなに増えたの?」
「佐々木秀義と息子の定綱・盛綱・高綱たちが源頼朝を助けて鎌倉幕府の成立に大活躍したからだ。その功績を賞されて佐々木一族は全国各地に所領を賜った。そこに一門を派遣し、佐々木党という武士団が組織されていった。とくに東北には鎌倉後期から進出したようで、幕府の有力者だった佐々木さんは貴種として尊敬された。そうなるとゆかりやあやかりで名乗るものが増えていったわけだね。現在、東北に佐々木さんが多いのはそのためだろう」
「佐々木さんってみんな同じような家紋を使っているわよね」
「隅立て四つ目や平四つ目だね。この家紋は佐々木一族の団結のシンボルだ。中央に穴があいた方形がいくつか組み合っている形は、たしかに団結や和を感じさせる。佐々木一門は分家して名字を変えることがあっても、この家紋だけは変えなかった。だからこの家紋を使っていれば佐々木一門だってすぐにわかる」
「佐々木さんには一族会があるって知っているかい?」
「そうなの」
「滋賀県近江八幡市安土町常楽寺に沙沙(ささ)貴(き)神社というのがある。ここに全国佐々木会の本部が置かれているんだ。佐々木さんや佐々木さんの一族なら誰でも参加することができる。看板には佐佐木と書かれていてね。さすがは本部だ。佐々木を省略せずに佐佐木と書いているわけだ」
「こだわりを感じるけど、その神社が佐々木さんの総本山なわけ?」
「総本山というより、ご先祖を祀(まつ)っている氏神様だね。この神社が建っている場所は昔、ササキ村と呼ばれ、古代には篠笥とか鷦鷯と書いていた。ずいぶんと難しい文字だよ」
「鷦鷯って鳥?」
「ミソサザイのことだ。ササキとは小さいことだから、日本一小さい野鳥のミソサザイの文字が当てられたわけだ。この鳥は小さいけど意外と大きな声で美しく鳴く。また西洋では鳥の王様と呼ばれている。なぜかというと次のような話があるからだ。鳥たちが集まって一番高く飛べたものを自分たちの王にしようと決めたんだ。はりきったワシは太陽のそばまで近づいて戻ってくると、自分が一番だと報告した。ところが横からミソサザイが出てきて、ボクはワシさんの首につかまって一緒に太陽に近づき、もうワシさんが限界だというところで、ポンと飛び上がったから自分が一番だといったのさ。これを聞いた鳥たちはミソサザイを王に認めて王冠を授けたそうだ」
「ミソサザイってチャッカリ屋ね」
「そうだね(苦笑)。このササキ村に最初に住み着いたのは第八代孝元天皇の流れをくむ沙沙(ささ)貴山(きやまの)君(きみ)だ。沙沙貴神社も本来はこの豪族の氏神様だった。そこに第五九代宇多天皇(八六七―九三一)の流れをくむ宇多源氏の源成頼がやって来て佐々木氏と名乗った。同じ土地に古族の沙沙貴君と新族の佐々木氏が混居したことによって、両者は混ざり合い、沙沙貴君の流れは佐々木と改めて沙沙貴神社の神主となり、宇多源氏の佐々木氏は武士となったのさ」
「佐々木さんはどうしてこんなに増えたの?」
「佐々木秀義と息子の定綱・盛綱・高綱たちが源頼朝を助けて鎌倉幕府の成立に大活躍したからだ。その功績を賞されて佐々木一族は全国各地に所領を賜った。そこに一門を派遣し、佐々木党という武士団が組織されていった。とくに東北には鎌倉後期から進出したようで、幕府の有力者だった佐々木さんは貴種として尊敬された。そうなるとゆかりやあやかりで名乗るものが増えていったわけだね。現在、東北に佐々木さんが多いのはそのためだろう」
「佐々木さんってみんな同じような家紋を使っているわよね」
「隅立て四つ目や平四つ目だね。この家紋は佐々木一族の団結のシンボルだ。中央に穴があいた方形がいくつか組み合っている形は、たしかに団結や和を感じさせる。佐々木一門は分家して名字を変えることがあっても、この家紋だけは変えなかった。だからこの家紋を使っていれば佐々木一門だってすぐにわかる」
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