中央自動車道IC/PAにまつわる珍しい名字ランキングベスト３０

いよいよ週末からＧＷがはじまります。 中央自動車道内のＩＣ／ＰＡの名称の４６件から、３７件のIC/PAの名称にまつわる名字を対象に、珍しい名字ベスト３０としてランキング調査いたしました。（但し、IC名とPA名で重複している諏訪と諏訪南は「諏訪」として、飯田と飯田山本は「飯田」としてカウント。）

「中央自動車道IC/PAにまつわる珍しい名字ランキングベスト３０（https://myoji-yurai.net/rareNameChuoExpwy.htm）」の第１位に輝いたのは「八王子（はちおうじ）」さん。「八王子」さんは、現在の東京都、埼玉県広域、神奈川県北部である武蔵国多摩郡八王子発祥とされる名字で兵庫県や岡山県などにみられます。

続いて、第２位にランクインしたのは「韮崎（にらさき）」さん。「韮や蒜（にんにく）の生えている先」が語源とされる、長野県にみられる名字です。第３位は「屏風（びょうぶ）」さん。「屏風」さんは、奈良県磯城郡三宅町屏風が起源のひとつとされる名字で「屏風のように高くそびえたっている岩」が由来とされています。

中央道のIC/PAの存在する県を起源とする名字は、３０位以内に９件（３０％）存在します。（「八王子」さん、「伊那」さん、「座光寺」さん、「多治見」さん、「園原」さん、「勝沼」さん、「辰野」さん、「土岐」さん、「諏訪」さんなど）。第１３位「座光寺（ざこうじ）」さんは、現在の長野県である信濃国伊那郡座光寺村がルーツのひとつとされ、全国人数およそ３８０人で４７％（およそ１８０人）が長野県にみられます。座光寺パーキングエリアは、中央自動車道内で唯一、トイレと自動販売機のみのパーキングエリアです。

第１５位「多治見（たじみ）」さんは、現在の岐阜県である美濃国土岐郡多治見村が起源とされる名字。第１８位「園原（そのはら）」さんは、長野県下伊那郡阿智村智里園原が起源で林檎園などの果樹園が広がった地域が語源とされています。第１９位「勝沼（かつぬま）」さんは、現在の山梨県である甲斐国山梨郡勝沼村がルーツとされる名字。第２１位「辰野（たつの）」さんは、　現在の長野県である信濃国伊那郡辰野村が起源とされる名字で、長野県に多くみられます。第２７位「土岐（とき）」さんは、現在の岐阜県である美濃国土岐郡土岐郷が起源とされる名字。

第３０位「諏訪（すわ）」さんは、現在の長野県である信濃国諏訪郡がルーツとされる名字です。名字は地名と密接な関係があり、地名にまつわる地名姓が全体の８０％以上ともいわれています。ランクインした名字と同じ名字の有名人には、元バレーボール選手で、現在はトヨタ車体クインシーズの監督を務める「多治見麻子（たじみ あさこ）」さん、戦国時代には、斎藤道三に美濃国を奪われた「土岐頼芸（ときよりのり）」や武田勝頼の外祖父に当たる「諏訪頼重（すわよりしげ）」などがいます。「八王子」「上野原」「釈迦堂」「座光寺」「中津川」といった三文字の地名の同名字が存在するのも新鮮です。

毎年ＧＷで数十キロの渋滞を引き起こしニュースで話題となる中央自動車道。お出かけされる方は、ＩC/PAを利用しつつ名字との関連を楽しんでみてはいかがでしょうか。ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameChuoExpwy.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間７００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、電話帳データをもとに、実世帯が確認できる名字のみを集計。全国人数の少ない順に抽出し、全国人数は四捨五入で算出。今回調査で第２０２回目（ 前回は「２０１６～２０１７年男の子の名前ランキングベスト３０」 を発表）。