第９６回全国高校野球選手権大会出場選手名字ランキングベスト３０

「第９６回全国高校野球選手権大会出場選手名字ランキングベスト３０」の１位は山口県代表岩国高校「二十八」選手でした。「二十八」選手は今年の春に行われた第８６回選抜高等学校野球大会にも出場しており、春夏連続での甲子園出場です。「二十八」さんは全国におよそ１０人しかいらっしゃらない非常に珍しい名字です。

４位は福井県代表敦賀気比高校「御簗」選手。１１日に行われた試合では４打数2 安打の活躍でチームの勝利に貢献しました。８位には熊本県代表城北高校「菓」選手がランクイン。全国人数はおよそ７０人です。「菓」姓のルーツは許斐、己斐と語源をともにし、近年熊本県玉名郡三加和町に多数みられるそうです。今大会最も注目されている選手の一人である盛岡大付属高校「松本」投手は珍しい順に抽出した今回はランクインしませんでした。

今回ランクインした３０位までの名字は全国でもおよそ２００人以下のとても珍しい名字でした。特に西日本の選手の名字が３０位圏内で６０％を占めました。ベスト３０圏外でも珍しい名字の選手はおり、今大会の出場選手８８２選手のうちおよそ８％が全国人数およそ１，０００人以下の希少姓でした。１チームに１人以上希少姓の選手がいる計算になりますので、日本全国の高校球児が集まる全国高校野球選手権大会は珍しい名字を多く見かけることができるといえます。

日本で多い名字ベスト３の選手は「佐藤」選手が１０人、「鈴木」選手が１４人、「高橋」選手が１８人でした。これらの名字の選手は北海道から中部地方の県の選手が８６％（３６人）、近畿から沖縄までの県の選手が１４％（６人）でしたので、東西で名字分布に大きな違いがあることがわかります。

※上記データは月間４００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、電話帳データをもとに 実世帯が確認できる もののみを集計しました。その中で第９６回全国高校野球選手権大会に出場する全８８２選手の名字をランキングの対象とし、全国人数の少ない順に抽出。全国人数は四捨五入で算出。今回第６８回目（前回は「夏にまつわる名字ランキングベスト３０」を発表）。