令和６年大河ドラマ出演者珍しいレア名字ランキングベスト３０

歴史を振り返る名字ランキングシリーズ。６回目となる今回は、『源氏物語』の著者「紫式部（むらさきしきぶ）」が主人公の大河ドラマ「光る君へ」にスポットを当てます。

「令和６年大河ドラマ出演者珍しいレア名字ランキングベスト３０」第１位は、「藤原 兼家（ふじわらの かねいえ）」を演じる「段田 安則（だんだ やすのり）」さん。「段田」さんの全国人数はおよそ１１０人。鳥取県などに多くみられおよそ３０人（約２７％）。第２位は、「源明子（みなもとの あきこ）」役の「瀧内 公美（たきうち くみ）」さん。「瀧内」さんの全国人数はおよそ３４０人。福岡県に最も多くおよそ８０人（約２４％）みられます。第３位は、今回の大河ドラマの主人公、「紫式部」役を演じる「吉高 百合子（よしたか ゆりこ）」さん。全国人数はおよそ６９０人。下総国印旛郡吉高郷（現・千葉県）が起源のひとつとされています。現在は西日本に多数見られ、福岡県に最多のおよそ１２０人（約１７％）となっています。上位３位は、全国人数が１，０００人未満の珍しい名字となりました。

第６位に紫式部の父「藤原為時（ふじわらの ためとき）」役の「岸谷 五朗（きしたに ごろう）」さん。「岸谷」さん（全国人数およそ１，２００人）が最も多い都道府県は大阪府でおよそ２８０人（約２３％）。摂関政治の最盛期を築いた「藤原道長（ふじわらの みちなが）」を演じる「柄本 佑（えもと たすく）」さんは第８位にランクイン。「柄本」さんは全国におよそ１，４００人、全国最多は宮崎県でおよそ２７０人（約１９％）いらっしゃいます。「藤原 道長」はドラマのタイトルにも入る「光る君」こと「光源氏」のモデルの一人といわれており、物語の重要人物として注目です。

出演者の出身地に多くみられる名字に注目！　第９位、「ちやは」役の「国仲 涼子（くになか りょうこ）」さん。「国仲」姓は、全国におよそ１，５００人みられます。「国仲 涼子」さんの出身地である沖縄県には、大多数のおよそ１，３００人（約８８％）がみられます。第１０位に、『蜻蛉日記』の著者「藤原寧子（ふじわらの やすこ）」役、「財前 直見（ざいぜん なおみ）」さんの名字、「財前」さん。全国人数はおよそ２，１００人。大分県におよそ9７０人（約４６％）と集中してみられます。「財前 直見」さんも大分県のご出身です。第１８位に「花山天皇（かざん てんのう）」役の「本郷 奏多（ほんごう かなた）」さんの名字「本郷」がランクイン。「本郷」さんの全国人数はおよそ1７，２００人。宮城県に最も多くみられ、およそ２，２００人（約１３％）いらっしゃいます。ルーツは様々あり、「本郷 奏多」さんの出身地・宮城県など東北における「本郷」さんのルーツは清和源氏武田氏族の子孫といわれています。

平安時代中期を舞台とした大河ドラマは、１９７６年に放送された『風と雲と虹と』（主人公は「平将門（たいらの まさかど）」）以来４８年ぶりとなります。平安時代の宮廷内における政治・権力闘争がどのように描かれるかにも注目です。また、ドラマの登場人物はもちろん、出演者の名字にも注目してみてはいかがでしょうか。今回ランクインした名字の詳細については、名字検索Ｎｏ．１サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameRanking.htm?rareNameKind=taiga2024）」をご覧ください。

※上記データは月間１,０００万アクセスの「名字由来ｎｅｔ」アプリと「名字由来ｎｅｔ（Ｗｅｂ）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、『光る君へ』の主要キャスト（２０２３年１２月１５日時点）から、芸名・本名に関わらず実世帯が確認できる名字のみを集計。全国人数は四捨五入で算出し、当社委員会の厳正な審査を経て全国人数の少ない順にランキングを作成いたしました。今回調査で第５４８回目（前回は「２０２３年有名人年間総合トレンドアクセスランキングベスト１００」を発表）。