２０１６年日本シリーズ優勝 北海道日本ハムファイターズ選手の珍しい名字ランキング

第１位に輝いたのは一軍コーチの「厚澤和幸（あつざわ かずゆき）」さん。ランクインした中で最も珍しい、全国人数およそ２００人の希少な名字です。第２位にランクインしたのは、９月１５日（木）に一軍へ昇格した「白村明弘（はくむら あきひろ）」選手。全国人数およそ３００人の「白村」さんのうち４３％（およそ１３０人）が、白村選手の出身地である岐阜県にみられます。そして第３位は、打撃コーチの「城石憲之（しろいし のりゆき）」さん。コーチが２名ランクインしました。

第７位には入団以来９年連続で５０試合以上登板を果たした「宮西尚生（みやにし なおき）」選手。第１１位は、８月に先発に転向してから６連勝の「増井浩俊（ますい ひろとし）」選手。「増井」さんは、徳川家などを輩出した現在の愛知県東部である三河が起源のひとつとされる名字で、現在では増井さんの出身地である静岡県に多くみられます。

第１９位は、投手で１０勝、打者で２２本塁打と投打の二刀流で大活躍の「大谷翔平（おおたに しょうへい）」選手。「大谷」さんは、平氏や藤原北家など、様々な流派が全国に分布しているため全国的に多くみられる名字ですが、近畿地方や中国地方に特に多くみられます。

第２１位は、打点数リーグトップで３年連続１００打点超えの「中田翔（なかた しょう）」選手。「中田」さんは、現在の静岡県西部である遠江国長上郡中田村などが起源とされる名字で、中田選手の出身地である現在の広島県、備後の名族などにもみられます。

第３０位は、２６日（月）に犠打数でリーグタイ記録を達成した「中島卓也（なかしま たくや）」選手。「中島」さんは、東日本では「なかじま」さん、「中島」選手の出身地、福岡県を含む西日本では「なかしま」さんと読むことが多いとされています。

今回漢字一文字の名字から唯一ランクインしたのは、１３日（火）に一軍に再昇格した第１８位「岡大海（おか ひろみ）」選手。「岡」さんは、清和源氏、藤原氏などにみられる名字で、現在の福岡県北部にあたる筑前の岡郡が本拠とされています。「岡」選手の出身地である岡山県や兵庫県などに多くみられる名字です。今回、ランキングの上位３件のうち２件を占めたコーチですが、全国人数が最も多い第３３位にランクインしたのもまたコーチでした。第３３位は捕手コーチ兼打撃コーチ補佐の「高橋信二（たかはし しんじ）」さん。「高橋」さんは、日本三大名字の１つです。優勝胴上げで８度宙に舞った「栗山英樹（くりやま ひでき）」監督は、第１３位にランクインしました。

※上記データは月間７００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、電話帳データをもとに 実世帯が確認できる名字のみを集計。全国人数の少ない順に抽出し、全国人数は四捨五入で算出。北海道日本ハムファイターズの選手には監督、コーチ、１軍登録メンバー（２０１６年９月２７日時点）を含めており、外国人選手３名は除外しています。今回調査で第１７６回目（前回は「二十四方位にまつわる珍しい名字ランキングベスト３０」を発表）。