【ニッポン人の名前を振り返るシリーズ】昭和の男女名前ランキングベスト10
【ニッポン人の名前を振り返るシリーズ】昭和の男女名前ランキングベスト10昭和の始まりは1926年12月25日ですが1週間しかないため、元号改正が名づけの影響に出たのは翌年の昭和2年。国内では「昭和」にちなんだ名前が多くの子供に名づけられました。昭和2年の男の子の第1位「昭二(しょうじ)」、昭和3年の第1位「昭三(しょうぞう)」などです。女の子は、「昭和」の「和」であり平和もイメージもできる名前「和子(かずこ)」が第1位となり、昭和の各年代で1番名づけられた女性の名前といえます。他にも昭和2年には、第2位の「昭子(しょうこ)」と「昭(しょう)」なども多数みられるようになりました。
終戦の昭和20年まで男の子では戦争や軍隊の影響もあり「勇」「英」「勝」などの漢字を含む、強さや正義をイメージできる名前がみられます。女の子は「幸子(さちこ)」など縁起の良い名前をつける傾向があったようです。戦後の昭和21年代以降のランキングでは「博(ひろし)」、「茂(しげる)」といった知性や誠実さを感じる名前、女の子では昭和30年代に入り「恵子(けいこ)」が増え、男女共に高度経済成長を遂げる日本の中で「子供に備わってほしいもの」や「親の思い」が名づけにこめられるように変化します。
昭和40年代のバブル世代では「誠(まこと)」や「陽子(ようこ)」が人気になります。有名人にはフジテレビドラマ『スケバン刑事II 』で人気に火のついた「南野陽子(みなみの ようこ)」さんなどもこの年代の生まれです。昭和60年代のゆとり世代では男の子は「大輔(だいすけ)」。女の子では「子」をつける名前が徐々に減り、「愛(あい)」など、一文字の人気が出始めます。この年代で活躍している有名人といえば、今年復帰したフィギュアスケート「高橋大輔(たかはし だいすけ)」選手、卓球の「福原愛(ふくはら あい)」選手などいらっしゃいます。
来年は元号が変わる重要な年。平成元年も元号改正の影響で「翔平(しょうへい)」「成美(なるみ)」といった平成由来の名づけが多くみられ出します(平成名前ランキング https://namae-yurai.net/heiseiNamaeRanking.htm)。来年の改正でも、新元号由来の日本人の名前が増えるのか? 今後に注目です!今回発表の詳細については、本日公開の「赤ちゃん名づけ実績No.1/無料赤ちゃん名づけ(https://namae-yurai.net/showaNamaeRanking.htm)」をご覧ください。
※日本最大のニッポン人80万人が登録している「家系図」アプリ、「みんなの家系図」アプリ、「みんなの家系図(Web)」の昭和の名前データの中から多い順に抽出し、当社委員会の厳正なる審査を経て集計。昭和元年〜昭和63年の各年の名前ランキングを発表(総登録人数826,366人)。今回調査で第286回目(前回は「2018年赤ちゃん名づけ総合年間トレンドアクセスベスト100」を発表)。