申年干支の名字ランキングベスト３０

申年にちなみ、「申」「猿」の漢字を含む名字をランキングいたしました。

申年の「さる」とは「草木が伸びきった時期」や「伸びる」などの意味があるとされています。
「申」「猿」のつく文字の名字として今回ランクインした「申年干支の名字ランキングベスト３０」の第１位は、全国人数およそ１２，９００人で、全国順位１,３４１位の「猿渡」さん。
現神奈川県である相模国足柄郡猿渡村が起源（ルーツ）とされ、藤原氏や、現鹿児島県である薩摩、現宮崎県である日向などに同族があります。
現在は福岡県に多くみられ、漫画家として活躍中の「猿渡 哲也（さるわたりてつや）」さんも、福岡県の出身です。
２位は「猿田」さんです。
「猿田」さんの全国順位は２，４７７位で、全国におよそ５，８００人が住んでいます。
静岡県の有名氏族にみられ、語源のひとつとして、古代の猿田彦命の伝承地などがあるとされています。
現在は秋田県に多くみられます。
３位は「猿橋」さんでした。
「猿橋」さんは全国におよそ２，０００人みられ、全国順位は５，２４７位となっています。
現岩手県南東部と北西部を除く地域である陸中国和賀郡猿橋村が起源（ルーツ）のひとつとされ、清和源氏和賀氏族などがあります。
他にも栃木県、新潟県などがルーツとされており、栃木県などに多くみられます。
４位が「猿谷」さん。
関連姓として、２６位にランクインしている「申谷」さんなどがあります。
群馬県や長野県に比較的多くみられる名字であり、全国人数およそ１，５００人、全国順位は６，４２８位の名字です。
５位は「猿山」さん。
全国人数はおよそ１，２００人、全国順位が７，２２４位となります。
こちらは、現栃木県である下野国河内郡猿山村が起源（ルーツ）とされ、栃木県に集中してみられる名字です。





６位以下は全国人数１，０００人に満たない名字であり、「猿」「申」のつく名字が日本には意外に少ないことがわかります。
「猿の多い土地」や「猿に関連する名字」と考えられがちですが、「さる」にはそもそも「がけ崩れ」などの意味があり、アイヌ語では「湿原」や「薮」などの意味があるとされています。
左記にまつわる地域や土地に関連する名字のひとつと考えられます。

「申」の漢字の名字は６位の「申」さん、２０位の「申田」さん、２６位の「申谷」さん、２８位の「申賀」さんの４件（１３％）のランクインとなりました。
「さる」と読む名字を考えた場合、一般的に日本では「猿」の文字を当てることが多いことがわかる結果となりました。



※上記データは月間７００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、電話帳データをもとに 実世帯が確認できる「申」「猿」の漢字を含む名字のみを集計しました。
人数が多い名字を上位としてランキングし、全国人数は四捨五入で算出しています。
今回調査で第１４１回目（前回は「２０１６年ベスト・オブ・赤ちゃん名づけ」）。