令和３年大河ドラマ出演者珍しいレア名字ランキングベスト３０

今回で３回目、歴史を振り返る名字ランキングシリーズ。

「日本資本主義の父」とも称される「渋沢栄一」の生涯を描いた大河ドラマ「青天を衝け」にスポットを当てます。「令和３年大河ドラマ出演者珍しいレア名字ランキングベスト３０」の第１位は、主人公栄一の伯母「渋沢まさ」を演じる「朝加 真由美（あさか まゆみ）」さん。全国人数はおよそ５０人。近畿地方にみられる名字で、兵庫県に最も多くおよそ３０人（約６０％）みられます。第２位は徳川家定の正室「天璋院（てんしょういん）」を演じる「上白石 萌音（かみしらいし もね）」さん。現熊本県である肥後国飽田郡上白石村起源ともいわれ、全国人数はおよそ９０人。上白石さんの出身地である鹿児島県に最も多く、およそ５０人（約５６％）みられます。第３位は「川栄 李奈（かわえい りな）」さん。徳川慶喜の正室「美賀君」を演じます。全国人数はおよそ１００人。福井県に最も多くおよそ４０人（約４０％）みられます。

その他、気になる名字をご紹介します！ 第９位「要（かなめ）」さんの全国人数はおよそ１，５００人、現大阪府南西部である和泉国日根郡の有名氏族などにみられる名字です。前福井藩主「松平春嶽」を演じる「要 潤（かなめ じゅん）」さんの出身地である香川県にはおよそ８０人みられ、人口における「要」さんの比率が多い地域では、鹿児島県に次ぐ第２位（４７都道府県中）です。第１２位「小日向（こひなた）」さんには、兄弟で大河ドラマ初出演となる「小日向 星一（こひなた せいいち）」さんと「小日向 春平（こひなた しゅんぺい）」さんの二名がランクインしました。ドラマでも実の兄弟である「松平 容保・定敬」を演じます。「小日向」さんの全国人数はおよそ３，６００人。現東京都、埼玉県広域、神奈川県北部である武蔵国豊島郡小日向が起源のひとつとされ、山梨県や長野県などにも同地名がみられます。第２１位「石丸」さんは、現大阪府北部と兵庫県の一部である摂津国豊島郡萱野郷石丸村がルーツのひとつといわれ、全国人数はおよそ２８，１００人。愛媛県に最も多くおよそ３，３００人（約１２％）みられます。薩摩藩士「大久保一蔵（利通）」を演じる「石丸 幹二（いしまる かんじ）」さんも愛媛県の出身です。

主人公「渋沢栄一」を演じる「吉沢 亮（よしざわ りょう）」さんは第２６位にランクイン！ 桓武平氏北条氏流や清和源氏、藤原氏秀郷流など多くのルーツがあります。ちなみに、「渋沢栄一」の名字である「渋沢」さんのルーツにも、藤原氏秀郷流などがあり、演者である「吉沢」さんと名字における意外な共通点を見つけることができました。５月９日から「一橋家臣編」がスタートし、追加キャストも加わり益々と盛り上がりを見せる「青天を衝け」。今後のドラマの展開と合わせて、登場人物や出演者の名字にも注目してみると意外な発見があるかもしれません。今回ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameTaiga2021.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間１,０００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、「青天を衝け（一橋家臣編）」の主要キャストから、芸名・本名に関わらず実世帯が確認できる名字のみを集計いたしました。全国人数の少ない順に抽出し、全国人数は四捨五入で算出、当社委員会の厳正な審査を経てランキングを作成いたしました。今回調査で第４１０回目（前回は「『愛』のつく名字ランキングベスト３０」を発表）。