『愛』のつく名字ランキングベスト３０

５月９日は母の日。母の日の贈り物の定番であるカーネーションの花言葉「愛」から、「『愛』のつく名字ランキングベスト３０」を発表します。

「『愛』のつく名字ランキングベスト３０」第１位は「愛甲（あいこう）」さん。全国人数はおよそ３，６００人。現神奈川県である相模国愛甲郡愛甲荘が起源のひとつといわれています。鹿児島県に最も多く、およそ７６０人（約２１％）、続いて熊本県におよそ５５０人（約１５％）みられ、九州地方に多い名字です。同名字の有名人には、元プロ野球選手（千葉ロッテマリーンズ）の「愛甲 猛（あいこう たけし）」さんなどがいらっしゃいます。第２位は「愛川（あいかわ）」さん。全国人数はおよそ１，０００人、福島県に最も多くおよそ２１０人（約２１％）みられます。第３位は「愛沢（あいざわ）」さん。全国人数はおよそ９８０人。福島県に最も多くおよそ３２０人（約３３％）みられます。「アイ」は魚のアユなどの意味があり、アユの取れる川やアユのいる沢が「愛川」「愛沢」などの地名になり、名字になったともいわれています。また、「愛川」は、神に捧げる魚を獲る「饗川（あえかわ）」の意味もあります。

その他、気になる名字をご紹介します！ 第４位「愛知（あいち）」さん。全国人数はおよそ８７０人。第１６位「愛智（あいち）」さんと起源を共にするともいわれ、現愛知県である尾張国愛智郡よりおこる清和源氏為義流などがあります。ルーツとなった愛知県に最も多く、およそ３４０人（約３９％）みられます。ちなみに過去に発表した「４７都道府県名と同じ名字ランキング（https://myoji-yurai.net/rareNamePrefecture.htm）」では、「愛知」さんは２８番目に多い名字です。第８位「愛場」さん、第１１位「愛葉」さん、第２８位「愛波」さんなど、「あいば」と読む名字が複数ランクインしています。客をもてなすことや神に供物や食料を奉る意味をもつ「アエル」という言葉から、「客をもてなす場所」が語源とされています。今回のテーマである「愛」一文字の名字、「愛（あい）」さんは、第１２位にランクイン。全国人数はおよそ１６０人。現大阪府北部と兵庫県の一部である摂津国有馬郡藍庄がルーツのひとつとされ、関連姓に「藍」さんなどがあります。千葉県に最も多くおよそ６０人（約３８％）みられます。

今回は、母の日の贈り物であるカーネーションの花言葉から、「愛」のつく名字に注目しました。名字を知ることは、自分のルーツを知ることに繋がります。あなたが生まれる遥か前から家族で代々受け継いできた名字は、ある意味ご先祖様からの贈り物とも考えられます。ゆっくり過ごせるおうち時間に、遠方でなかなか会いに行くことのできない家族へ、手紙やＷＥＢ・電話などを通じて、久しぶりに感謝の気持ちを伝えてみてはいかがでしょうか。今回ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameLove.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間１,０００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる「愛」の漢字を含む名字を集計いたしました。全国人数の多い順に抽出し、全国人数は四捨五入で算出、当社委員会の厳正な審査を経てランキングを作成いたしました。今回調査で第４０９回目（前回は「２０２０～２０２１年男の子の名前ランキングベスト３０」を発表）。