２０１８年香りにまつわる名字ランキングベスト３０

４月１８日はお香の日です。

「２０１８年香りにまつわる名字ランキングベスト３０」の第１位は「香川（かがわ）」さん。全国人数およそ２６，８００人、全国の「香川」さんのうち２１％（およそ５，５００人）が香川県にみられます。由来は香りのよい川、神の川、鹿が水を飲みに来る川のことなどで、香川県は、中部を流れる香東川の略といわれます。第２位「香取（かとり）」さんは、現在の千葉県である下総国が起源（ルーツ）とされ、地名、神社名とも現存しています。全国人数およそ１０，５００人、５１％（およそ５，４００人）が千葉県にみられます。由来は「香」は神の変え字とされ、「取」は一定の区画で、神の鎮座地、神社の境内、神取のことといわれます。第３位「香月（かつき）」さんは九州の名族で、現福岡県北部の筑前国が起源とされます。全国人数およそ１０，２００人、４６％（およそ４，７００人）が福岡県にみられます。香月亭、香月山房などのように、風流人の雅などにもみられます。

第８位「酒匂（さかわ）」さんは全国人数およそ４，３００人、全国の「酒匂」さんのうち３３％（およそ１，４００人）が鹿児島県でみられます。由来は逆匂が原意を示していて、さかさに曲がっている地形のことであり、逆流した川の形のことといわれます。第９位「匂坂（さきさか）」さんは、静岡県に同地名がみられ、由来は急勾配の坂のことといわれます。全国人数およそ２，５００人、６０％（およそ１，５００人）が静岡県でみられます。第１７位「薫田（くんだ）」さんは全国人数およそ４３０人、６０％（およそ２６０人）が岐阜県でみられます。第２４位「香島（かしま）」さんは全国人数およそ２９０人で、「鹿島（かしま）」の関連姓とされます。第２７位「香焼（こうやき）」さんは全国人数およそ２１０人。由来は、空海が入唐の際に香気があたりにしみ透ったことより、香焼山の山名、地名が起こったとの説もあります。

今回ランクインした名字の有名人には、第１位サッカー日本代表でドルトムント所属の「香川 真司（かがわ しんじ）」選手、俳優で歌舞伎役者の「香川 照之（かがわ てるゆき）」さん、第２位元ＳＭＡＰメンバーの「香取 慎吾（かとり しんご）」さん、第４位ドラマ『スケバン刑事』主演でブレイクした「浅香 唯（あさか ゆい）」さん、女優の「浅香 光代（あさか みつよ）」さん、第６位演歌歌手の「香西（こうざい） かおり」さん、第１４位タレントの「香坂（こうさか） みゆき」さんなどがいらっしゃいます。「香西」さんは全国人数およそ６，５００人、全国の「香西」さんのうち３１％（およそ２，０００人）が香川県でみられます。「香坂」さんは全国人数およそ７６０人、由来は「神坂」や「宮坂」と同じで、神社に詣でる山の坂のことといわれます。

今回のランキングで、「香」を含む名字が２７件（９０％）ランクイン。また、同じ読みの名字で別の漢字を使用した名字が複数ランクインしています。「香川」と「香河」、「浅香」と「朝香」など、これらは関連姓とされ、同じ起源や由来を持つとされます。「香」のつく名字の有名人は多くいる印象を受ける結果となりました。今回の「２０１８年香りにまつわる名字ランキングベスト３０」にランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameFragrance.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間７００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに当会の厳選なる審査により、実世帯が確認でき、香りに関連する文字「香、匂、薫」を含む名字のみを集計しました。全国人数が多い名字を上位としてランキングし、全国人数は四捨五入で算出しています。今回調査で第２５２回目（前回は「２０１８年４月珍しいレア名字ランキングトップ３０～名字由来netセレクト～」を発表）。