幕末の藩主の名字ランキングベスト３０

「幕末の藩主の名字ランキングベスト３０」の第１位は、現在の栃木県に存在した喜連川藩主の名字「喜連川（きつれがわ）」氏です。
「喜連川」さんは全国におよそ２００人の珍しい名字であり、喜連川藩があった下野国塩谷郡喜連川にルーツがあるとされています。
現在も栃木県さくら市に喜連川の地名が残っています。
ちなみに喜連川藩の石高は５，０００石であったものの、室町幕府の将軍家である「足利（あしかが）」氏の末裔であるため、特別に大名格とされていました。
２位は「六郷（ろくごう）」氏。
現在の秋田県由利本荘市に存在した本荘（由利）藩主の名字であり、全国におよそ４００人みられます。
藩主の「六郷」家は現在の秋田県南部である羽後国仙北郡六郷村がルーツであるとの説があります。
現在も秋田県におよそ４０人が住んでいます。
３位は「津軽（つがる）」氏でした。
「津軽」氏は現在の青森県である津軽（弘前）藩主の名字です。
ルーツは現在の青森県である陸奥国津軽郡にあるといわれています。
江戸幕府の将軍家と同じ名字である「徳川（とくがわ）」氏は全国におよそ１，８００人みられ、７位でした。
将軍家の他に、８代将軍「徳川 吉宗（とくがわ よしむね）」、１４代将軍「徳川 家茂（とくがわ いえもち）」を輩出した紀州（和歌山）藩、水戸黄門で知られる「徳川 光圀（とくがわ みつくに）」の水戸藩、現在の愛知県である尾張藩の御三家といわれる藩などの藩主の名字です。
また「徳川 家康（とくがわ いえやす）」の元の名字であり、福井藩、会津藩など全国各地の譜代大名にみられた名字「松平（まつだいら）」氏が３０位にランクインしました。
「松平」姓は、「徳川 家康」の出身地で、現在の愛知県東部である三河国賀茂郡松平郷がルーツといわれています。
今回のランキングの対象とした幕末期の藩主やその家臣などの武士がご先祖様であるのは、日本人のおよそ２０人に１人といわれています。






※月間４００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」のデータベースから、電話帳データをもとに、幕末に存在した藩主の名字で実世帯が確認できるもののみを集計しました。
今回調査で第１０６回目（前回は「２０１４年～２０１５年男の子の名前ランキングベスト３０」）。