第６８回ＮＨＫ紅白歌合戦出場歌手 紅白名字ランキング

２０１７年を締めくくる、『第６８回ＮＨＫ紅白歌合戦』出場歌手の名字を紅白チームで分け、名字ごとの「人数」をチーム別に合計し、歌合戦さながらの勝敗として反映いたしました。芸名、本名に関わらず、名字の存在があるものやグループ名自体に名字として存在が確認できるものについて独自に調査いたしました。＊特別出場歌手の「安室奈美恵」さんは紅組、桑田佳祐さんは白組としてカウント、ＡＫＢ４８、嵐など、グループ内に所属する個人名は対象外とさせていただきました。

 紅組の第１位は「高橋（髙橋真梨子）」さん。全国人数はおよそ１４２万人。全国名字ランキング（https://myoji-yurai.net/prefectureRanking.htm）第３位の大姓で紅組全体の約５０％の人数と圧倒的に人数が多い名字です。古代に高い架橋の工事を主宰したのが「高橋氏」で、のちにこの高橋姓が広まったとされます。第２位「石川（石川さゆり）」さんの由来は、石の多い川や、岩の多い谷川と下流の砂川との中間の川のことです。「石川」さんは愛知県から栃木県など関東にかけて特に多くみられ全国でおよそ４２万９千人。第３位「坂本（坂本冬美）」さんの由来は坂のふもとに発生した集落のことで、山本の山より低い台地の起伏などを表し、全国人数およそ３２万８千人です。今回特別出場歌手として１４年ぶりに出場する第１１位「安室（安室奈美恵）」さんは全国人数およそ２千人で、沖縄県中頭郡などに同地名がみられます。

白組の第１位は「松本（トータス松本）」さんで全国名字ランキング第１５位、全国人数およそ６３万人で白組全体の約３３％を占めます。松の木は古来、招福の木として多くの人に好まれ植林され、地名が多出したことに由来しています。第２位「福田（福田こうへい）」さんの由来は、吹く田で、風によって吹き上げられるような田または土地のことです。全国でおよそ３１万４千人。第３位「三浦（三浦大知）」さんは、海浜が奥に入り組んでいるところや裏海または屈曲した湾のことに由来します。全国人数およそ２９万７千人。第６位「星野（星野源）」さんは全国人数およそ１３万８千人。「２０１７年有名人年間トレンドランキングベスト１００」（https://myoji-yurai.net/myojiCelebrityAccessRanking.htm）では第１位でした。

今回の珍しい名字としては、白組第１４位「氷川（氷川きよし）」さんや第１５位「五木（五木ひろし）」さんは全国人数がおよそ２００人未満です。「五木」さんの由来は、五木は当て字で、神を祀る斎き（いつき）からきています。紅組では第１３位「天童（天童よしみ）」さん、第１４位「水森（水森かおり）」さん、第１５位「倉木（倉木麻衣）」さん、第１６位「丘（丘みどり）」さんが全国人数がおよそ５００人以下の名字となっています。「天童」さんは山形県などに同地名が見られ、天童とは仏法守護の天（インドの神）に仕える童子を表すとされます。

今回の名字由来ｎｅｔによる、「紅白名字ランキング」の結果は…紅組の名字全国合計人数およそ２，８５５，５５０人、白組およそ１，９２０，３００人となり、結果、紅組の勝利！となりました。実際の紅白歌合戦はどのような結末に？ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameKohaku2017.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間７００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」のデータベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる名字のみを集計しました。芸名、本名に関わらず、名字の存在があるものやグループ名自体に名字として存在が確認できるものについて独自調査し、厳正なる審査で決定いたしました。「髙橋」に関しては「高橋」で抽出。また、ＡＫＢ４８、嵐などグループ内に所属する個人名は対象外とさせていただきました。今回調査で第２３３回目（前回は「年末年始や初詣に！２０１８年初詣オススメ（神社）年間総合人気ランキング東西ベスト２０」を発表）。