歴代内閣総理大臣の珍しいレア名字ランキングベスト３０

「歴代内閣総理大臣の珍しいレア名字ランキングベスト３０」の第１位は、唯一の皇族出身総理である「東久邇宮 稔彦王（ひがしくにのみや なるひこおう）」総理の臣籍降下後の名字「東久邇（ひがしくに）」さん。皇族・旧東久邇宮家の皇籍離脱によって誕生した名字です。第２位は、第４４代の「幣原 喜重郎（しではら きじゅうろう）」総理。「幣」は「注連縄」を意味し、これを張った神域などが語源ともいわれています。「幣原」さんの全国人数はおよそ７０人で、広島県や東京都などに分布しています。第３位は、五摂家の一つ近衛家の当主でもある「近衛 文麿（このえ ふみまろ）」総理の名字「近衛」さんでした。古代の役所に「近衛府」があり、その所在地から転じて地名が起こった。その付近に公家たちが邸宅を構え「近衛殿」と呼ばれるようになり、「近衛」という名称が広まったとされています。全国人数およそ１００人の内、およそ４０人（約４０％）が東京都に見られ全国最多です。

現職である「石破 茂（いしば しげる）」総理の名字「石破」さんが第６位にランクイン。全国人数はおよそ３２０人で、鳥取県に半数近くのおよそ１６０人（約５０％）の「石破」さんがみられます。「石破」総理は東京都のお生まれですが、鳥取県知事も務めた父「石破 二朗（いしば じろう）」さんが鳥取県のご出身だそうです。第１４位には、内閣官房長官時代に新元号を発表し「平成おじさん」とも呼ばれた「小渕 恵三（おぶち けいぞう）」総理の名字「小渕」さん。武蔵国葛飾郡小淵村が「小渕」さんのルーツの一つとされています。全国におよそ３，２００人、「小渕」総理の出身地・群馬県が最多でおよそ７４０人（約２３％）いらっしゃいます。第３０位は「菅（かん・すが）」さん。第９４代「菅 直人（かん なおと）」総理や、第９９代「菅 義偉（すが よしひで）」総理の名字です。「菅」さんを「すが」と読むか、「かん」と読むかは東日本と西日本で特徴があります。「すが」と読む場合、「洲賀」「須賀」などに通じ東日本に多く見られます。「かん」と読む場合、「菅野（かんの）」などを略して指す事が多く、西日本で見られる呼称です。「菅（すが）」総理は秋田県（東日本）のご出身で、「菅（かん）」総理は山口県（西日本）のご出身と、各地域の読み方の特徴がみられます。「菅」さんは全国におよそ３８，７００人、最多は愛媛県のおよそ５，７００人（約１５％）となります。

最も全国人数の多い名字は第６１～６３代「佐藤 榮作（さとう えいさく）」総理の「佐藤」姓でした。日本で一番多い名字で全国におよそ１，８１３，０００人おられます。人数が多い名字ベスト５では「佐藤」さんを含め全て過去の総理大臣の中に存在します（第２位「鈴木【鈴木 貫太郎・鈴木 善幸】」、第３位「高橋【高橋 是清】」、第４位「田中【田中義一・田中 角榮】」、第５位「伊藤【伊藤 博文】」）。全国各地から集まる国会議員の中から選出される内閣総理大臣。珍しいレアな名字から全国ランキング上位のメジャーな名字まで幅広い名字がそろう結果となりました。今回ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameRanking.htm?rareNameKind=primeMinisterRare）」をご覧ください。

※上記データは月間１,０００万アクセスの「名字由来ｎｅｔ」アプリと「名字由来ｎｅｔ（Ｗｅｂ）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる名字のみを集計しました。「首相官邸ホームページ」の「歴代内閣」の項に記載のある人物（※「東久邇宮 稔彦王」総理は臣籍降下後の「東久邇」姓で集計）を対象とし、当会の厳選なる審査を経て、全国人数が少ない順に抽出。全国人数は四捨五入で算出し、集計いたしました。「新字・旧字・異体字」に関して、人数の登録が無いものは「新字」の人数を正とし集計しています。今回調査で第６１７回目（前回は「２０２４～２０２５年男の子の名前ランキングベスト３０」を発表）。