日本国内空港の珍しいレア名字ランキングベスト３０

ＧＷもいよいよ迫り、旅行に出かける方も多いはず。

「日本国内空港の珍しいレア名字ランキングベスト３０」の第１位に輝いたのは「旭川（あさひかわ）」さん。北海道にみられる伝統的な名字です。旭川空港はペンギンの散歩で有名な旭山動物園や平昌オリンピック銅メダリスト「高梨沙羅」選手のご出身地が近くにあります。第２位は「九州（きゅうしゅう）」さん。福岡県にみられる名字です。北九州空港は北九州市にゆかりのあるアニメ『銀河鉄道９９９』の原作者「松本零士」さんにちなんで、空港カウンターやロビーなどでアニメのキャラクター、メーテルが出迎えています。第３位は「東京（とうきょう）」さん。「東京」さんは大阪府と鹿児島県にみられます。第１位～第３位はいずれも全国人数およそ１０人のとても珍しい名字です。

第５位「大分（おおいた）」さんは全国人数およそ３０人。由来は『古事記』にはすでに大分君の名が出ていて、「おおいた」は「おおきた」の音便です。大きく分かれた国のことを表します。第７位「八丈（はちじょう）」さんは全国人数およそ５０人。伊豆諸島に伝わる神話によると、三宅（宮家）島に住む事代主命の命に八人の姫がおり、「八丈」はこれに因むという説があります。第８位「与那国（よなぐに）」さんは全国人数およそ１５０人、８７％（およそ１３０人）が沖縄県にみられます。由来は砂地の国、または火山灰地の国のことと言われます。第２５位「千歳（ちとせ）」さんは全国人数およそ１，１００人。山口県美祢市、新潟県長岡市などに同地名がみられ、千年までもつづくという瑞祥地名（地名を命名法・由来などをもとに分類した地名種類の一種）と言われます。

ランクインした名字と同じ有名人には、第３位漫談家で唐草模様の風呂敷がトレードマークの「東京ボン太」さん、第１７位戦国時代から安土桃山時代にかけての大名で種子島氏第１４代当主の「種子島時堯（たねがしまときたか）」、第１９位、明治期に『福の神』と言われた「仙台四郎（せんだいしろう）」さん、などがいらっしゃいます。「種子島（たねがしま）」さんは全国人数およそ４４０人、３４％（およそ１５０人）が鹿児島県でみられます。植物の「たね」のような形の島から由来すると言われます。「仙台」さんは全国人数およそ５３０人。仙台は千代に栄えるという意味の瑞祥地名と言われます。

今回のランキングでは、沖縄県の空港名で名字の存在する場所１２件中、７件（５８％）がランクイン。沖縄には空港名にまつわる珍しい名字が多いことも判明する結果となりました。ゴールデンウィークに旅行をする際、空港名にまつわる名字に着目してみると、旅も一層楽しくなるかもしれません。ランキングの名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameAirport.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間７００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから政府調査系機関や電話帳データをもとに当会の厳選なる審査により、空港名にまつわる名字で実世帯が確認できる名字のみを集計しました。名字由来netに該当のない１６件は除きます（１６件：稚内、釧路、帯広、利尻、礼文、奥尻、中標津、紋別、女満別、上五島、奄美、喜界、徳之島、沖永良部、与論、慶良間）。北九州は九州、新千歳・新石垣は新を除き、八丈島・伊江島・屋久島・神津島・下地島・久米島・三宅島空港は島を除きランキング。大館能代は大館、南紀白浜は白浜、山口宇部は山口、北大東・南大東は大東としてカウントしました。全国人数の少ない順に四捨五入でランキング。今回調査で第２５5回目（前回は「２０１８年最新版『田中』の全国都道府県別名字ランキング」を発表）。