『鬼』のつく名字ランキングベスト３０

今年の節分は１２４年ぶりの２月２日！「『鬼』のつく名字ランキングベスト３０」の第１位は「鬼頭（きとう）」さん。全国人数はおよそ２０，１００人。愛知県に最も多く、およそ１４，４００人（約７２％）みられます。今回のテーマである「鬼」が登場する人気アニメ、「鬼滅の刃」で主人公の妹・竈門禰豆子を演じた声優の「鬼頭 明里（きとう　あかり）」さんも愛知県の出身です。名字の由来には、鬼（山賊や盗賊など）の首を切り取ったという伝説や鬼の首に似た山や岩からという説があります。第２位は「鬼塚（おにつか）」さん。全国人数はおよそ１２，２００人。「鬼塚」さんが最も多い地域は、福岡県でおよそ２，７００人（約２２％）。続いて熊本県、鹿児島県、宮崎県の順に多く、九州地方に集中してみられる名字です。第３位は「鬼沢（おにざわ）」さん。全国人数はおよそ５，３００人。現茨城県である常陸国鹿島郡大貫村鬼沢が起源のひとつといわれ、同県に最も多く、およそ３，１００人（約５８％）みられます。今回ランクインした名字の有名人には、第４位に福岡ソフトバンクホークス所属の「九鬼 隆平（くき りゅうへい）」選手や第９位に歌手の「鬼束 ちひろ（おにつか ちひろ）」さんなどがいらっしゃいます。

珍しい３文字名字についてご紹介します！ 第１２位「百目鬼（どうめき）」さん。全国人数およそ８６０人。現茨城県である常陸起源ともいわれ、同県に最も多くおよそ２７０人（約３１％）みられます。「ドウメキ」の語源は、流水や車馬の進む音という説があり、ここから地名、姓氏になったといわれています。第２０位「鬼久保（おにくぼ）」さん。全国人数はおよそ４１０人。埼玉県に最も多くおよそ２３０人（約５６％）みられます。関連姓に第２６位の「鬼窪（おにくぼ）」さんがあり、現東京都、埼玉県広域、神奈川県北部である武蔵国埼玉郡鬼窪村がルーツのひとつとされています。

今回のテーマである「鬼」。漢字一文字で「鬼（おに）」さんは全国におよそ４０人みられます。その他にも「青鬼（あおき）」さん（全国人数およそ４０人）や「赤鬼（あかぎ）」さん（全国人数およそ２０人）など、全国人数４０人以下の珍しいレア名字の方もいらっしゃいます。「ももたろう」や「いっすんぼうし」など日本昔話に登場する「鬼」は、恐ろしいものというイメージがありますが、「オニ」は人知を超えた不思議な力を意味し、中世で姓氏や名前などに使われていました。現代では、鬼のように強い人を「鬼の〇〇」、人間とは思えないほどの優れた才能を持つ人のことを「鬼才」と表現することがありますね。皆さんは「鬼」と聞いてどのようなものや人物を思い浮かべるでしょうか？ 今回ランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net（Ｗｅｂ）（https://myoji-yurai.net/rareNameOni.htm）」をご覧ください。

※上記データは月間１,０００万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net（Web）」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに、実世帯が確認できる「鬼」の漢字を含む名字を集計いたしました。全国人数の多い順に抽出し、全国人数は四捨五入で算出、当社委員会の厳正な審査を経てランキングを作成いたしました。今回調査で第３９５回目（前回は「２０２１年有名人珍しいレア名字ランキングベスト３０」を発表）。