秋田県名字ランキング- 全国で最も「佐藤」さん率が高い!? 「佐々木」さん「菅」さんなど米どころ「秋田県」に多い名字は?
秋田県名字ランキング- 全国で最も「佐藤」さん率が高い!? 「佐々木」さん「菅」さんなど米どころ「秋田県」に多い名字は?本州北部の日本海側に面している秋田県は、冬には大量の積雪がある豪雪地帯。日本一の深さを誇る田沢湖や世界遺産の白神山地や奥羽山脈の恵まれた自然を活かし、全国有数のお米の産地として知られています。また、「秋田美人」という言葉があるように、美人が多い県ともいわれ、男鹿半島の伝統的民俗行事である「なまはげ」も有名です。このような特徴的な伝統を持つ秋田県の名字には、どのような特徴があるのでしょうか。
■第1位となったのは?
1位は「佐藤」さん。全国人数およそ1,862,000人。全国で最も多い名字として知られていますが、人口における佐藤さん率が最も高い地域は、実は秋田県です。秋田県には、およそ77,300人の「佐藤」さんが居住しており、秋田県の総人口およそ940,000人(2021年4月1日現在 秋田県企画振興部 調査統計課調べ)のうち、約8%が佐藤さんという計算になります。
2位は「高橋」さん。全国およそ1,405,000人、秋田県にはおよそ44,000人みられます。
3位にランクインしたのは、全国順位13位の「佐々木」さん。全国におよそ669,000人、秋田県にはおよそ40,000人みられます。人口からみた「佐々木」さんの比率が多い都道府県では、岩手県に続いて秋田県が全国2位です。その他、宮城県、青森県、など、東北地方に多くみられる名字です。
■全国順位が30位以下である一方、秋田県ではベスト30にランクインした名字は?
7位「三浦」さん(全国順位49位)、10位「工藤」さん(74位)、11位「菅原」さん(92位)、12位「畠山」さん(302位)、13位「藤原」さん(48位)、15位「小松」さん(115位)、17位「柴田」さん(64位)、18位「鎌田」さん(190位)、19位「成田」さん(198位)、20位「渡部」さん(108位)、22位「田口」さん(134位)、24位「菊地」さん(99位)、26位「藤田」さん(34位)、27位「小野」さん(55位)、28位「今野」さん(291位)、30位「熊谷」さん(158位)の16件です。
中でも「畠山」さんは、秋田県に最も多く、全国順位302位でありながら、秋田県では12位にランクインしています。「畠山」さんの全国人数およそ72,800人のうち、およそ10,600人(約15%)が秋田県にみられます。タレントやコメンテーターとしても活躍する漫画家の「やくみつる」さんは、本名を「畠山 秀樹(はたけやま ひでき)」と公表していますが、ご両親は秋田県出身だそうです。
■秋田県内出身の有名人の名字は?
秋田県の有名人といえば、「秋田美人」としてのイメージも強い女優の「佐々木 希(ささき のぞみ)」さん。出身の秋田市にはおよそ9,400人みられます。秋田美人といえば、「世界三大美人」の一人として数えられる「小野小町」の出生も、秋田県湯沢市小野字桐木田といわれています(諸説あり)。秋田県には、小野小町の名前にちなんだブランド米「あきたこまち」や、小野小町の霊を祀る小町堂、小町まつりなど、「小野小町」ゆかりのものが多数みられます。「小野」さんの秋田県内ランキングは27位で、およそ5,300人みられます。
歌手の「桜田 淳子(さくらだ じゅんこ)」さんも秋田市の出身です。東京都、北海道、青森県に続いて、秋田県は全国で4番目に「桜田」さんの多い地域(およそ1,600人)です。女子マラソンで日本人初の世界チャンピオンとなった「浅利 純子(あさり じゅんこ)」さんは、秋田県鹿角市の出身です。「浅利」さん(全国人数およそ9,500人)は、秋田県に最も多く、およそ1,600人(約17%)みられます。
第99代内閣総理大臣の「菅 義偉(すが よしひで)」総理の名字である「菅」さんは、出身である湯沢市に集中してみられ、秋田県の「菅」さん(およそ1,500人)の約80%にあたるおよそ1,200人が湯沢市に住んでいます。ちなみに、「菅」さんを「スガ」と読むか、「カン」と読むかは東日本と西日本で特徴がみられます。「スガ」と読むときは「州賀」「須賀」に通じ、東日本に多く、「カン」と読むときは「菅野」などに通じ、西日本に多い読み方です。例えば、第94代内閣総理大臣の「菅 直人(かん なおと)」氏は山口県宇部市出身で西日本側の読み方の特徴がみられます。
■秋田県にみられる珍しい名字は? 県の特産、お米にまつわる名字も!
「煙山(けむりやま)」さん(全国人数およそ1,000人)は、現岩手県南東部と北西部を除く地域である陸中国紫波郡煙山村がルーツのひとつとされ、秋田県に最も多く、およそ270人(約27%)。
「雲雀(ひばり)」さん(全国人数およそ240人)は、秋田県におよそ100人(約42%)。
「及位(のぞき)」さん(全国人数およそ100人)は、現秋田県南部である羽後国由利郡及位村、仙北郡南楢岡村及位、現山形県の広域である羽前国最上郡及位村などが起源のひとつとされ、秋田県におよそ60人。
秋田県の特産「米」にまつわる名字、「新斗米(あらとまい)」さん(全国人数およそ30人)は、現秋田県である陸中国鹿角郡新斗米邑発祥ともいわれ、秋田県にみられます。
「金持(かねもち)」さん(全国人数およそ390人)は、秋田県におよそ60人(約15%)みられます。
県名と同じ「秋田(あきた)」さんは、現山形県、秋田県である出羽国秋田がルーツのひとつといわれています。現在は愛知県に最も多く、およそ5,600人(約14%)。秋田県には、およそ60人とそれほど多くみられません。
■秋田県の名字のまとめ
人口における「佐藤」さんの比率が最も多い秋田県。関東地方を中心に分布している「鈴木」さんや関西地方を中心に分布している「田中」さんに対し、「佐藤」さんは全国的に多いものの、東北地方に広く分布している名字のひとつともいえます。藤原秀郷の子孫、左衛門尉公清がルーツのひとつといわれ、祖である「藤原」さんは13位にランクイン!この支流であるともされる4位「伊藤」さんや18位「鎌田」さんの比率が多い地域でも秋田県は1位に輝いています。
他にも、秋田県が比率で全国1位の名字は、7位「三浦」さん、12位「畠山」さん、17位「柴田」さん、22位「田口」さん、など。
また、ベスト30位内ではありませんが、43位「加賀谷」さんや263位「加賀屋」さんなど、北前船の港町としてたくさんの商家が栄えた名残で「屋」がつく名字や、「屋」を「谷」に変えた名字が多いのも特徴です。コラムにランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net(Web)(https://myoji-yurai.net/)」をご覧ください。
※上記データは月間1,000万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net(Web)」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに秋田県で実世帯が確認できるもののみを集計し、人数の多い順に抽出。100人未満は四捨五入により算出。今回調査で第34回目(前回は「岩手県の名字コラム(県内ランキングベスト30)」を発表)
※このランキングのデータは2020年10月時点の政府発表統計および全国電話帳データを元にルーツ製作委員会が独自に算出。
本州北部の日本海側に面している秋田県は、冬には大量の積雪がある豪雪地帯。日本一の深さを誇る田沢湖や世界遺産の白神山地や奥羽山脈の恵まれた自然を活かし、全国有数のお米の産地として知られています。また、「秋田美人」という言葉があるように、美人が多い県ともいわれ、男鹿半島の伝統的民俗行事である「なまはげ」も有名です。このような特徴的な伝統を持つ秋田県の名字には、どのような特徴があるのでしょうか。
■第1位となったのは?
1位は「佐藤」さん。全国人数およそ1,862,000人。全国で最も多い名字として知られていますが、人口における佐藤さん率が最も高い地域は、実は秋田県です。秋田県には、およそ77,300人の「佐藤」さんが居住しており、秋田県の総人口およそ940,000人(2021年4月1日現在 秋田県企画振興部 調査統計課調べ)のうち、約8%が佐藤さんという計算になります。
2位は「高橋」さん。全国およそ1,405,000人、秋田県にはおよそ44,000人みられます。
3位にランクインしたのは、全国順位13位の「佐々木」さん。全国におよそ669,000人、秋田県にはおよそ40,000人みられます。人口からみた「佐々木」さんの比率が多い都道府県では、岩手県に続いて秋田県が全国2位です。その他、宮城県、青森県、など、東北地方に多くみられる名字です。
■全国順位が30位以下である一方、秋田県ではベスト30にランクインした名字は?
7位「三浦」さん(全国順位49位)、10位「工藤」さん(74位)、11位「菅原」さん(92位)、12位「畠山」さん(302位)、13位「藤原」さん(48位)、15位「小松」さん(115位)、17位「柴田」さん(64位)、18位「鎌田」さん(190位)、19位「成田」さん(198位)、20位「渡部」さん(108位)、22位「田口」さん(134位)、24位「菊地」さん(99位)、26位「藤田」さん(34位)、27位「小野」さん(55位)、28位「今野」さん(291位)、30位「熊谷」さん(158位)の16件です。
中でも「畠山」さんは、秋田県に最も多く、全国順位302位でありながら、秋田県では12位にランクインしています。「畠山」さんの全国人数およそ72,800人のうち、およそ10,600人(約15%)が秋田県にみられます。タレントやコメンテーターとしても活躍する漫画家の「やくみつる」さんは、本名を「畠山 秀樹(はたけやま ひでき)」と公表していますが、ご両親は秋田県出身だそうです。
■秋田県内出身の有名人の名字は?
秋田県の有名人といえば、「秋田美人」としてのイメージも強い女優の「佐々木 希(ささき のぞみ)」さん。出身の秋田市にはおよそ9,400人みられます。秋田美人といえば、「世界三大美人」の一人として数えられる「小野小町」の出生も、秋田県湯沢市小野字桐木田といわれています(諸説あり)。秋田県には、小野小町の名前にちなんだブランド米「あきたこまち」や、小野小町の霊を祀る小町堂、小町まつりなど、「小野小町」ゆかりのものが多数みられます。「小野」さんの秋田県内ランキングは27位で、およそ5,300人みられます。
歌手の「桜田 淳子(さくらだ じゅんこ)」さんも秋田市の出身です。東京都、北海道、青森県に続いて、秋田県は全国で4番目に「桜田」さんの多い地域(およそ1,600人)です。女子マラソンで日本人初の世界チャンピオンとなった「浅利 純子(あさり じゅんこ)」さんは、秋田県鹿角市の出身です。「浅利」さん(全国人数およそ9,500人)は、秋田県に最も多く、およそ1,600人(約17%)みられます。
第99代内閣総理大臣の「菅 義偉(すが よしひで)」総理の名字である「菅」さんは、出身である湯沢市に集中してみられ、秋田県の「菅」さん(およそ1,500人)の約80%にあたるおよそ1,200人が湯沢市に住んでいます。ちなみに、「菅」さんを「スガ」と読むか、「カン」と読むかは東日本と西日本で特徴がみられます。「スガ」と読むときは「州賀」「須賀」に通じ、東日本に多く、「カン」と読むときは「菅野」などに通じ、西日本に多い読み方です。例えば、第94代内閣総理大臣の「菅 直人(かん なおと)」氏は山口県宇部市出身で西日本側の読み方の特徴がみられます。
■秋田県にみられる珍しい名字は? 県の特産、お米にまつわる名字も!
「煙山(けむりやま)」さん(全国人数およそ1,000人)は、現岩手県南東部と北西部を除く地域である陸中国紫波郡煙山村がルーツのひとつとされ、秋田県に最も多く、およそ270人(約27%)。
「雲雀(ひばり)」さん(全国人数およそ240人)は、秋田県におよそ100人(約42%)。
「及位(のぞき)」さん(全国人数およそ100人)は、現秋田県南部である羽後国由利郡及位村、仙北郡南楢岡村及位、現山形県の広域である羽前国最上郡及位村などが起源のひとつとされ、秋田県におよそ60人。
秋田県の特産「米」にまつわる名字、「新斗米(あらとまい)」さん(全国人数およそ30人)は、現秋田県である陸中国鹿角郡新斗米邑発祥ともいわれ、秋田県にみられます。
「金持(かねもち)」さん(全国人数およそ390人)は、秋田県におよそ60人(約15%)みられます。
県名と同じ「秋田(あきた)」さんは、現山形県、秋田県である出羽国秋田がルーツのひとつといわれています。現在は愛知県に最も多く、およそ5,600人(約14%)。秋田県には、およそ60人とそれほど多くみられません。
■秋田県の名字のまとめ
人口における「佐藤」さんの比率が最も多い秋田県。関東地方を中心に分布している「鈴木」さんや関西地方を中心に分布している「田中」さんに対し、「佐藤」さんは全国的に多いものの、東北地方に広く分布している名字のひとつともいえます。藤原秀郷の子孫、左衛門尉公清がルーツのひとつといわれ、祖である「藤原」さんは13位にランクイン!この支流であるともされる4位「伊藤」さんや18位「鎌田」さんの比率が多い地域でも秋田県は1位に輝いています。
他にも、秋田県が比率で全国1位の名字は、7位「三浦」さん、12位「畠山」さん、17位「柴田」さん、22位「田口」さん、など。
また、ベスト30位内ではありませんが、43位「加賀谷」さんや263位「加賀屋」さんなど、北前船の港町としてたくさんの商家が栄えた名残で「屋」がつく名字や、「屋」を「谷」に変えた名字が多いのも特徴です。コラムにランクインした名字の詳細については、名字検索No.1サイト「名字由来net(Web)(https://myoji-yurai.net/)」をご覧ください。
※上記データは月間1,000万アクセスの「名字由来net」アプリと「名字由来net(Web)」の名字データベースから、政府調査系機関や電話帳データをもとに秋田県で実世帯が確認できるもののみを集計し、人数の多い順に抽出。100人未満は四捨五入により算出。今回調査で第34回目(前回は「岩手県の名字コラム(県内ランキングベスト30)」を発表)
※このランキングのデータは2020年10月時点の政府発表統計および全国電話帳データを元にルーツ製作委員会が独自に算出。